2016年アカデミー賞の外国語映画賞オーストリア代表作品のホラー映画『グッドナイト・マミー』の日本公開が決定した。アメリカでの公開を機にユーチューブでの予告編再生回数が1000万回を突破し、驚異的なアクセスを記録。
そしてカナダ、ブラジル、韓国、台湾と世界中に恐怖が感染し、満を持して日本に上陸する。

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 人里はなれた一軒家を舞台にして、言いようのない狂気が次第に膨れ上がっていく展開や、クールな映像美のスタイリッシュな演出から、スタンリー・キューブリック監督の傑作『シャイニング』に相通ずる作品とも評されているこの作品は、2014年、ベネチア国際映画祭で上映されてホラーファンの話題を独占した。シッチェス・カタロニア国際映画祭グランプリ受賞、テッサロニキ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞など数々の映画祭で賞に輝いている。

 舞台となるのは、森とトウモロコシ畑に囲まれた田舎家。9歳になる双子の兄弟が母親の帰りを待っていた。ところが、帰宅した母は整形手術を受けて顔全体を包帯でぐるぐる巻きに覆った姿に。
その日から、優しかった母は、別人のように冷たくなり兄弟は本当に自分たちのママなのか疑い始める。双子は本当にママなのか試す行為に出るが、徐々にエスカレートしていく…。

 公開決定と同時に、美しくも恐ろしい予告編と衝撃的なポスターも解禁となった。変わり果てた“包帯姿のママ”と、“本当のママ”なのかを試そうとする双子たち…異様な親子の関係はどんな結末を迎えるのか? 監督はオーストリア映画『パラダイス』シリーズで脚本を務めたヴェロニカ・フランツと、短編ドキュメンタリー『Kern(原題)』の監督セヴェリン・フィアラ。

 『グッドナイト・マミー』は2016年1月12日公開。