1986年から1990年に米NBC局が制作、日本でもテレビ放送された海外ドラマ『アルフ』の宇宙人アルフを演じた俳優ミッチュ・メサローシュが死去した。享年76歳。
ミッチュの旧友でマネージャーを務めるデニス・ヴァルガ氏が明らかにしたと、Us WeeklyやCNNなどの海外メディアが伝えた。

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 CNNによると、ミッチュは現地時間9日に脳卒中で倒れ病院に入院していたが、12日(現地時間)に息を引き取ったという。8年前に倒れて以来、健康状態は芳しくなかったとのことだ。

 ハンガリー出身のミッチュは身長約83センチ。毛むくじゃらの宇宙人アルフは時に操り人形で動かすこともあったが、着ぐるみを身に着けたミッチュがアルフを演じた。アルフの声はドラマの企画・製作ポール・フスコが務めた。日本では所ジョージがボイスキャストを務めた。

 サーカスのメンバーだったこともあるミッチュは、ジミー・カーターやロナルド・レーガンといったアメリカの歴代大統領の前でパフォーマンスした経歴もあるという。また、ヴァルガ氏によると、ミッチュのパフォーマンスを見たマイケル・ジャクソンが彼を気に入り、交友があったそうだ。ミッチュはマイケルがリサ・マリー・プレスリーと結婚していた当時、マイケルの邸宅ネバーランド・ランチを頻繁に訪問し、マイケルとは米ペプシのコマーシャルで共演した。
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