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伊藤と相楽が最も印象的に思うシーンは、水田正平(伊藤)のプロポーズに、鞠子(相楽)が返事をしたシーン。プロポーズを受けたこともあり、現場では、監督の指示により「キスくらいしようか?」ということで、台本にはなかったキスシーンを急きょ撮影。だが、いざオンエアを見るとそのシーンは使われておらず、「無くてびっくりした」と明かす。さらに相楽は「台本にハグはあったんですけど、それもなかったですね」と、“ラブラブ”な2人のシーンは放送されていなかったことを告白する。
また、伊藤は撮影が大変だったシーンとして、水田と鞠子の出会いのシーンを挙げる。“わかりやすさ”を監督から指示されたのことで、鞠子を見つめニヤニヤするというシーンをオーバーに演じていたという。だが、実際にオンエアで放送されたのはほんの2~3分。伊藤はかなりの時間ニヤニヤした表情で鞠子を見ていた話すが、「完全に監督の趣味ですね。監督が見たかったから撮ったというか…」と、ここでも“オンエアされない”という憂き目にあったとのこと。
子役から芸能界で活躍する伊藤のデビューは、NHKの大河ドラマ『春日局』。伊藤自身、当時の記憶はないと語るが、『とと姉ちゃん』で共演する唐沢寿明もその『春日局』に出演していた。そんなこともあり、ある日「一緒に食事をしたときに、同じドラマに出ていたという話をしていたら、唐沢さんから『そうなの?だから初めて会ったという気がしないのか?』と言われたんですが、絶対嘘ですね」と、唐沢のコメントを一蹴。
一方、相楽のデビューは15歳のときに出演した連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』。連続テレビ小説に対しては『あまちゃん』『あさが来た』『とと姉ちゃん』と3回の応募を経験。本作に出演が決定した際は両親、祖父、祖母をはじめとして「“相楽”中が喜んでくれた」と語った。

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