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前作で純奈は、潜入捜査官として命を張った職務につく玲二の心の拠り所として、過激なお色気シーンにも挑んでいたが「三池監督は(過去の作品を含め)結構むちゃ振りが多いのですごく心配していたのですが、台本を読ませていただいて、ちゃんとお芝居をさせていただく場があったので良かったです」と笑顔を見せる。
それでもパンツ丸見えで車をけり上げるなど、過激なシーンも劇中には登場する。しかし仲は「前作は一人でお色気シーンを背負っていてぶっ飛ばしている感じだったのですが、今回は本田さんや菜々緒さんなど女子も増えたので気が楽でした。確かに面白いシーンもありましたが、パンツをはいていますからね。脱ぐよりは全然大丈夫ですよ」とおどけてみせる。
仲にとって映画の現場は、『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』以来となるが「一番変わったのは結婚して母になったことですよね。純奈を演じていても、自分の変化がどこかに出てしまうのではないのかという心配はありました。純奈はすごくピュアで玲二くんのことしか思っていない役ですからね。でもなんとかやれたと思います」と胸をなでおろす。 母親となったことで「女優としては特に変化はありませんが、色々な人の気持ちが分かるようになったかなって思うんです。
生田とも久々の再会だったが「今回はあまり一緒のシーンがなかったんですよね。そこまでお話はできなかったのですが、生田さんが『純奈すごく良かったよ』って言ってくださったのは嬉しかったですね」と語る。仲にとって映画の現場は特別なもののようで「こうして公開が近づくとみんなと再会できたり、完成を楽しみに待つウキウキ感もありますよね。ずっと残るものだし、海外の映画祭で色々な国の人に観てもらえることもあります。私自身映画館が大好きで、子供と一緒に観に行ったりもしているんですよ」と映画愛を爆発させる。
「これからもたくさんの映画に出演していきたいですね」と思いを語った仲。「年末にぴったりな、きらびやかで最初から最後までクライマックスみたいな映画。みんなで映画館に笑いに来てほしいですね」と作品の見どころをアピールしてくれた。(取材・文:磯部正和 写真:中村好伸)
『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』は12月23日より全国ロードショー。