『思い出のマーニー』『借りぐらしのアリエッティ』を手掛けた米林宏昌監督が、2014年末にジブリを退社してから新たに挑む映画『メアリと魔女の花』にて、魔女の国で大冒険を繰り広げる主人公・メアリ役を、女優の杉咲花が担当することが決定した。また、本作の最新予告編映像も合わせて解禁となった。


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 米アカデミー賞ノミネート『思い出のマーニー』の公開から3年。『借りぐらしのアリエッティ』ではその年の邦画興行収入NO.1を記録し、スタジオジブリで鮮烈な監督デビューを飾った米林宏昌監督。本作は米林監督の新拠点スタジオポノック制作第一回長編作品であり、昨年末の記者会見で新作発表後、日本のみならず早くも世界中から注目を集めている。

 7年に一度しか咲かない花“夜間飛行”。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。その花を見つけ、一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔女の国へ飛び立つが―。

 『借りぐらしのアリエッティ』がジブリ作品の中でも一番好きだと公言する杉咲が米林監督の作品に関わるのは『思い出のマーニー』以来2度目。『マーニー』では好奇心旺盛で重要な役どころである少女・彩香を好演。さらに今回、ヒロインに大抜擢となった。

 同作の西村義明プロデューサーは「彼女のまっすぐな眼差し、笑顔、そして何より好奇心に満ちた彼女の声が主人公・メアリにぴったりだと思いました」と杉咲の起用理由を明かす。一方、メアリ役に決まった際、タイトルにも自分の名前である“花”という言葉が入っていることに運命を感じたという杉咲は「今回メアリ役を演じさせていただけることは、私にとって飛びっきりのサプライズです。素敵な作品を、自信を持って皆様にお届けできるように頑張ります。
メアリに“花”咲かせます!」とやる気十分な様子をみせている。

 映画『メアリと魔女の花』は7月8日より全国公開。
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