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全米初登場No.1の大ヒットスタートを切った本作は、“クルマたちの世界”を舞台に、天才レーサー、ライトニング・マックィーンやクルマたちの“人間味あふれる”ドラマを描く『カーズ』の最新作。
「正直、ビックリしました!」と、開口一番驚きの表情を見せる中尾。「誰もが必ず迎える大きな壁にマックィーンもぶち当たるわけですが、予想もしなかった“カタチ”でクライマックスを迎えることになったので…。でも、最後の“選択”に凄く感動しました」と語気を強める。
マックィーンの生きざまにかなり感情移入したという中尾に、そのポイントを聞いてみると、「僕らの世界もそうですが、ずっとスターで居られるのはほんのひと握り。マックィーンの栄光を知っている分、スターの座から落ちていく瞬間は、寂しさというか、やはりショックでしたね」と述懐。「今回のストーリーは最初から最後まで、すごく考えさせられて、ずっと泣きそうでした。僕はまだ、走り始めた新人俳優のつもりでいますけど、自分の人生と照らし合わせてしまうというか…。だからこそ、あのラストは、凄いなぁって思いましたね。それに、一度負けたからといって、最新テクノロジーに飛びつかず、基礎を磨き直すマックィーンの姿勢は、男気があってシビれました。人間社会にも通じるところがあると思います」と中尾もヒートアップする。
また、過去作も全て鑑賞済みという中尾に、『カーズ』の魅力は?と質問すると「やはりレースシーンが圧巻ですよね!」と少年のような目で語り始める。
さらに、メーターなど、愛嬌のあるキャラクターにも惹かれるという中尾。「登場するキャラクターが“クルマだけ”というところがやっぱりいいですよね!人間と同じように1台1台いろんな個性を持っている。これは他にはない特徴。クルマに乗ったとき、“クルマが喋ったら楽しいのになぁ”ってときどき思うことがあるんですが、『カーズ』はその夢を実現してくれる映画なんですよね」。
子供はもちろん、大人も夢中になれる、いやむしろ、大人だからこそ夢中になれる『カーズ/クロスロード』。マックィーンがあなたの背中を押してくれるはずだ。(取材・文・写真:坂田正樹)
映画『カーズ/クロスロード』は全国公開中。