【関連】宝塚歌劇花組公演 ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』制作発表会の様子
1972年に「別冊少女コミック」に第1作目を発表以来、少女漫画の枠を超えて幅広い読者を獲得してきた『ポーの一族』。今回の舞台は、演出の小池修一郎が「いつか舞台化させて欲しい」と申し出て以来30年余り、萩尾があらゆる上演希望を断り続けた末ついに実現に至った。永遠に年をとらず生き永らえていくバンパネラ“ポーの一族”に加わったエドガーが、アラン(柚香)やメリーベル(華優希)を仲間に加え、哀しみをたたえつつ時空を超えて旅を続ける姿を描くゴシック・ロマン作品である。
明日海は、自身が演じるエドガーについて「すべてが魅力的。表情や目のさみしさ、後頭部に感じるオーラ…少年なのにセクシーで、惹きつけられる。それを私がどう表現していいか悩んでいます」と語る。しかし、この日の発表会の冒頭、本作の一部をパフォーマンスした明日海を観た萩尾は、その圧倒的な存在感に「心臓がバクバクして…。言葉にならない。イメージ以上でした」と絶賛していた。
明日海が「稽古場でエドガーと呼ばれるのが畏れ多い。それくらい本当に特別な作品。
ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』は、宝塚大劇場で2018年1月1日~2月5日、東京宝塚劇場で2月16日~3月25日に上演。