米国海軍に関わる事件を扱う捜査機関NCISの活躍を描く海外ドラマ『NCIS ネイビー犯罪捜査班』が全国無料のBS局Dlifeで好評放送中だ。日本でも絶大な人気を誇る本作の魅力を探るべく、日本語版吹替で主人公ギブス役を務めている井上和彦、アビー役の愛河里花子、トニー役の森宮隆、ジヴァ役の大津愛理を直撃。
【関連】『NCIS ネイビー犯罪捜査班』インタビュー写真&シーズン4の場面写真
本作は、1話完結のスリリングなストーリー展開と、個性派揃いの捜査官たちのユーモラスな人間関係を描き、全米で8年連続視聴率第1位に輝いた国民的ドラマ。Dlifeでは現在シーズン4と、シーズン7が放送中で、井上・愛河・森宮はシーズン1から、大津はシーズン3からそれぞれのキャラクターに声を吹き込んできた。キャラクターとともにしてきた時間が長いため、それぞれ思い入れは強い。
―皆さんの中で、キャラクターと共通する部分はありますか?
井上「ドラマの中で起きたことが、自分たちの私生活とダブるようなことがすごくあって『え?わかってたの?』という感じ。ディレクターさんがすごいのだと思うのですが、色々なところでギブスとシンクロしている。これは僕だけじゃなくて、他のキャストの人もけっこうシンクロしているので、その度に、ちょっとビックリしています」。
森宮「僕はトニーほど女好きではないです(笑)」。
井上「でも、トニーほどお調子者だよね(笑)」。
愛河「“場”を作ってくれているのは隆ちゃん(森宮)。会話を全部拾ってくれる名レシーバーだから」。
井上「みんな似ているよね。
愛河「アビーちゃんは、早口っていうところは合わせやすいなっていうのがありますね。あとは、ボウリング好きというところもピッタリで。ボウリング、大好きなんです!」
大津「私はジヴァとは全然違うんですよね…。ジヴァは強いし、かっこいいし、誰よりも負けないスピリッツがあるんですけど、私は暗殺が得意じゃないし(笑)、イスラエル出身じゃないし、全然違うなって思います」。
愛河「でも、愛理は本当にまじめで、ジヴァと一緒で仕事が完璧!本当にとちらないで、しっかりやってきて。そこはすごく似ていると思います」。
大津「ありがとうございます!」―では、これまでのシーズンで、特に印象深いエピソードを教えてください。
愛河「シーズン3で描かれた、アビーに対する元彼のストーカーかな。付きまとわれたアビーは、ギブスの地下の工房へ行って、珍しく酔っぱらったりしちゃって。それで、ギブスが大切にしている船をガン!って(笑)壊しちゃったりしても、ギブスは優しくて、辛すぎるアビーを受け止めてくれる。
森宮「トニーはいつもボス(ギブス)に叩かれていて、そういうのがずっと続いてきている中で、いつだったか忘れちゃったんですけど、ボスがちょっと優しくするんですよ。『いやあ、お前じゃなきゃだめだ』とか。そういうのを、ちょいちょい挟んでくるんです。それがすごく嬉しいんですよね」。
大津「わかります!私もボスとのシーンになるんですけど、ボスが記憶喪失になっちゃったシーズンがありまして。その記憶をみんなで何とかして元のギブスに戻そうと奮闘するお話があったんですけど、最終的に記憶が戻るきっかけになったのが、まだNCISのチームに加入して間もないジヴァだったんです。そこで2人の距離がグッと縮まって、チーム・ギブスに受け入れてもらえるきっかけになったので、私はあのシーンが1番心に残っています。『やっと仲間になれた!』みたいな感動がありましたね」。
井上「印象に残っている話はたくさんあるので、難しいですが、ギブスが車ごと海の中に落っこちる話ですかね。気を失ってしまって、トニーが一生懸命助けてくれる。
愛河「SNSなどを使って『NCIS』の魅力を発信してくださっている方がたくさんいるということで、違う方向からだけれども、一緒にドラマを作っている仲間みたいな気がしています。これからも『NCIS』を一緒に盛り上げていきましょう!」。
森宮「『NCIS』は、オープニングで事件が起きて、ごちゃごちゃした楽しいところがあって、ゲストが出てきたりして、最終的には事件が解決するという、決まったパターンがあります。『水戸黄門』みたいだねと言っていたこともあったんですけど、『水戸黄門』と同じく、普遍的な勧善懲悪の形があって、見やすい作品です。1話1話それぞれ違った面白みがあるので、じっくりと見ていただけたら嬉しいです」。
大津「アメリカでは、まだまだ製作が続いているので、終わりが見えていないという部分では、ずっと楽しみにしていられる作品だと思っています。私たち吹替陣も、とにかく健康には気を付けて、みんなで元気にシーズンを重ねていけたらなと思っているので、是非これからも、番組を応援していただければと思っております」。
井上「始まった当初は、いつまで収録できるのかな?という感じで。二つ撮って止まったりとか、収録や放送が空いたりしていたんですけど、最近になってずっと続いていて、収録してオンエアがあって、しかも月火水と続けてオンエアされている。本当に、皆さんの力というか、応援のおかげで、ここまで盛り上がってきたと思っています。僕らのチームは良い作品になるように、頑張って作っていきますので、今後とも皆さんと一緒に、『NCIS』を盛り上げていければ幸いでございます」。
『NCIS ネイビー犯罪捜査班 シーズン4』は全国無料のBSテレビ局・Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)にて、毎週月曜から水曜22時より放送中。(取材・文・写真:岸豊)
本作のキャラクター同様に、チームワークばっちりの4人が、キャラクターとの共通点や印象に残っているエピソードなど『NCIS』について熱く語ってくれた。
【関連】『NCIS ネイビー犯罪捜査班』インタビュー写真&シーズン4の場面写真
本作は、1話完結のスリリングなストーリー展開と、個性派揃いの捜査官たちのユーモラスな人間関係を描き、全米で8年連続視聴率第1位に輝いた国民的ドラマ。Dlifeでは現在シーズン4と、シーズン7が放送中で、井上・愛河・森宮はシーズン1から、大津はシーズン3からそれぞれのキャラクターに声を吹き込んできた。キャラクターとともにしてきた時間が長いため、それぞれ思い入れは強い。
―皆さんの中で、キャラクターと共通する部分はありますか?
井上「ドラマの中で起きたことが、自分たちの私生活とダブるようなことがすごくあって『え?わかってたの?』という感じ。ディレクターさんがすごいのだと思うのですが、色々なところでギブスとシンクロしている。これは僕だけじゃなくて、他のキャストの人もけっこうシンクロしているので、その度に、ちょっとビックリしています」。
森宮「僕はトニーほど女好きではないです(笑)」。
井上「でも、トニーほどお調子者だよね(笑)」。
愛河「“場”を作ってくれているのは隆ちゃん(森宮)。会話を全部拾ってくれる名レシーバーだから」。
井上「みんな似ているよね。
スタジオには“その気”で入ってくるから。『今日はNCISのこのキャラクターで入ってくるんだ』という気持ちをそれぞれが持っているから、スタジオは自然とNCISの空気になっています」。
愛河「アビーちゃんは、早口っていうところは合わせやすいなっていうのがありますね。あとは、ボウリング好きというところもピッタリで。ボウリング、大好きなんです!」
大津「私はジヴァとは全然違うんですよね…。ジヴァは強いし、かっこいいし、誰よりも負けないスピリッツがあるんですけど、私は暗殺が得意じゃないし(笑)、イスラエル出身じゃないし、全然違うなって思います」。
愛河「でも、愛理は本当にまじめで、ジヴァと一緒で仕事が完璧!本当にとちらないで、しっかりやってきて。そこはすごく似ていると思います」。
大津「ありがとうございます!」―では、これまでのシーズンで、特に印象深いエピソードを教えてください。
愛河「シーズン3で描かれた、アビーに対する元彼のストーカーかな。付きまとわれたアビーは、ギブスの地下の工房へ行って、珍しく酔っぱらったりしちゃって。それで、ギブスが大切にしている船をガン!って(笑)壊しちゃったりしても、ギブスは優しくて、辛すぎるアビーを受け止めてくれる。
あの優しいシーンがすごく好きです。アビーはなかなかラボから出ないし、いつも説明が多いんですけど、心情を吐露するようなシーンは少ないので、あのシーンはとってもお気に入りです」。
森宮「トニーはいつもボス(ギブス)に叩かれていて、そういうのがずっと続いてきている中で、いつだったか忘れちゃったんですけど、ボスがちょっと優しくするんですよ。『いやあ、お前じゃなきゃだめだ』とか。そういうのを、ちょいちょい挟んでくるんです。それがすごく嬉しいんですよね」。
大津「わかります!私もボスとのシーンになるんですけど、ボスが記憶喪失になっちゃったシーズンがありまして。その記憶をみんなで何とかして元のギブスに戻そうと奮闘するお話があったんですけど、最終的に記憶が戻るきっかけになったのが、まだNCISのチームに加入して間もないジヴァだったんです。そこで2人の距離がグッと縮まって、チーム・ギブスに受け入れてもらえるきっかけになったので、私はあのシーンが1番心に残っています。『やっと仲間になれた!』みたいな感動がありましたね」。
井上「印象に残っている話はたくさんあるので、難しいですが、ギブスが車ごと海の中に落っこちる話ですかね。気を失ってしまって、トニーが一生懸命助けてくれる。
海の中に落ちた時、自分もアフレコをやりながら、息を止めていました(笑)。とても息が持たなくて、『ぷはあ!』って(笑)。ああ、ギブスも体張ってるなというシーンが印象的でした。あと、この回では、ジヴァの水着姿も見られます(笑)」。―では、最後に、放送を楽しみにしている視聴者に向けてメッセージをお願いします。
愛河「SNSなどを使って『NCIS』の魅力を発信してくださっている方がたくさんいるということで、違う方向からだけれども、一緒にドラマを作っている仲間みたいな気がしています。これからも『NCIS』を一緒に盛り上げていきましょう!」。
森宮「『NCIS』は、オープニングで事件が起きて、ごちゃごちゃした楽しいところがあって、ゲストが出てきたりして、最終的には事件が解決するという、決まったパターンがあります。『水戸黄門』みたいだねと言っていたこともあったんですけど、『水戸黄門』と同じく、普遍的な勧善懲悪の形があって、見やすい作品です。1話1話それぞれ違った面白みがあるので、じっくりと見ていただけたら嬉しいです」。
大津「アメリカでは、まだまだ製作が続いているので、終わりが見えていないという部分では、ずっと楽しみにしていられる作品だと思っています。私たち吹替陣も、とにかく健康には気を付けて、みんなで元気にシーズンを重ねていけたらなと思っているので、是非これからも、番組を応援していただければと思っております」。
井上「始まった当初は、いつまで収録できるのかな?という感じで。二つ撮って止まったりとか、収録や放送が空いたりしていたんですけど、最近になってずっと続いていて、収録してオンエアがあって、しかも月火水と続けてオンエアされている。本当に、皆さんの力というか、応援のおかげで、ここまで盛り上がってきたと思っています。僕らのチームは良い作品になるように、頑張って作っていきますので、今後とも皆さんと一緒に、『NCIS』を盛り上げていければ幸いでございます」。
『NCIS ネイビー犯罪捜査班 シーズン4』は全国無料のBSテレビ局・Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)にて、毎週月曜から水曜22時より放送中。(取材・文・写真:岸豊)
編集部おすすめ