2019年前期の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時)の北海道・十勝編の出演者発表会見が26日、NHK放送センターで行われ、松嶋菜々子藤木直人清原翔岡田将生草刈正雄ら14名が出席した。主演の広瀬すずは「これから遠慮なく“お父さん”“お母さん”と甘えたいと思います」と語った。


【写真】『なつぞら』出演者の広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人ら

 『なつぞら』は、大森寿美男の脚本で、戦災孤児となったヒロイン・奥原なつ(広瀬)が父の戦友である北海道・十勝の酪農家の元で育ち、草創期のアニメ業界で活躍する姿を描く物語。

 今回発表されたのは、父の戦友・柴田剛男役の藤木直人、剛男の妻で、母としてなつを育てる柴田富士子役の松嶋菜々子、二人の長男・柴田照男役の清原翔、二人の長女・柴田夕見子役の福地桃子、北海道移民一世である剛男の義父・柴田泰樹(たいじゅ)役の草刈正雄らの柴田一家。

 また、柴田家の酪農を手伝う戸村悠吉役の小林隆、その息子・戸村菊介役の音尾琢真という戸村家。和菓子屋を営む小畑雪之助役の安田顕、その母・小畑とよ役の高畑淳子、雪次郎の息子で、なつと共に上京する親友・小畑雪次郎役の山田裕貴の小畑家。そして、消息不明となるなつの実兄・咲太郎(さいたろう)役の岡田将生も発表された。

 さらになつに絵心を教える青年画家・山田天陽(てんよう)役の吉沢亮、その母・山田タミ役の小林綾子も出席。天陽の父・山田正治役の戸次重幸は欠席した。

 23年ぶりの連続テレビ小説出演となる松嶋は、『ひまわり』主演時の自らを「バミリ(立ち位置を示す業界用語)も分からないど素人のまま、毎日誰よりも先にスタジオ入って15シーンくらい走って着替えて出て、その時の記憶がないくらい頑張った時期」と振り返り、「母親役だった夏木マリさんや藤村志保さんに、その後の女人生の糧となる言葉をいただいたので、私もその立場として…といっても広瀬さんはもうベテランですが、役と同じくよき力添えができればと思っています」と語った。

 同じく約20年ぶりの連続テレビ小説出演になる藤木は、「広瀬さんは某結婚情報誌のCMで見たときに刺激を受けて以来注目していたのでうれしいです。2ヵ月前、某他局ですけど『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に来てくれたときに『パパと言っていいよ』と言ったのでもう親子関係できていると思います」と語って笑わせた。

 ヒロインを務める広瀬は「プロデューサーさんに『みんなから愛されるなっちゃんになってください』と言われて、朝ドラ100作目だし、すごいプレッシャーなんですけど…」と不安を明かすが、「すごくうれしいです。まだ全然お話できてないけど、これから遠慮なく“お父さん”“お母さん”と甘えさせて頂ければと思います」と笑みを見せた。


 連続テレビ小説『なつぞら』は、2019年4月より、NHK総合にて毎週月曜~土曜8時より放送。
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