国内興収75億円、観客動員500万人超えの大ヒットとなった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のMovieNEXが4月25日にリリースされた。ディズニー初のドルビービジョンを採用した『スター・ウォーズ』初の4KUltra HD版や、約2時間40分の充実したボーナス・コンテンツも話題となっている本作を、いち早くチェックしたという「スター・ウォーズ」ファンの古川雄輝を直撃!感想を熱く語ってもらった。


【写真】古川雄輝インタビュー写真&『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』場面写真

 前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に続く新3部作の第2作目となった本作。最後のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを巡り、帝国軍の残党であるファースト・オーダーと、レジスタンスたちとの戦いが繰り広げられる。

 古川が初めて観た「スター・ウォーズ」作品は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』だったそうで、「僕はいわゆる『スター・ウォーズ』世代ではないので、最初に観たのは、家にあった父のビデオでした。それが『エピソード5』で、雪の中のバトルシーンがすごく印象に残っています。その後、僕は7歳からカナダへ行きましたが、そこで改めて旧3部作を観てハマり、当時たくさん出ていた『スター・ウォーズ』のゲームでさらにその世界感の虜になりました」と、スター・ウォーズとの“出会い”を振り返る。

 そして、「『スター・ウォーズ』全作に言えることですが、映画を観ること自体が1つのアトラクションに乗るような感覚です。まさに、ディズニーランドへ行って、アトラクションに乗る時のワクワク感と同じものです」とその魅力を熱弁する。

 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』については、「ルーク・スカイウォーカーの話が始まるというところが一番の見どころです」と語る古川。鑑賞済みのボーナス・コンテンツのなかでは、特にルーク役のマーク・ハミルのインタビュー映像に感銘を受けたという。

 「マークご本人が言っていましたが、俳優はあくまでもキャラクターを借りて演じているだけで、たとえ自分が納得できない部分があっても、監督を信用してやるしかないと。マークはきっと誰よりもルークを理解している方で、キャラクターへの愛が人一倍強い。そんな彼の葛藤を見られて、面白かったです」と俳優ならではの視点でキャラクター、キャストの魅力を語る。


 さらに、『フォースの覚醒』から登場した新ドロイドの「BB-8」や『最後のジェダイ』に登場した「ポーグ」など、新キャラクターについても注目しているという古川。「ポーグは、女性が観たら絶対にカワイイってなるキャラクターですよね」と語り、続けて「BB-8やポーグは誰が観ても好きになるようにうまく描かれていると思います。僕もBB-8のグッズは結構集めていて、次はラジコンが欲しいです!」と楽しそうに話す。 また、ルークとレイ、ルークとカイロ・レンなど、世代交代の熱きドラマを描く“新世代スター・ウォーズ”としての見方もある本作。古川は、本作のカイロ・レンに惹かれる部分があったという。「自分自身と葛藤している姿など、人間味がある部分が描かれているのがいいなと思いました。あと、人間味があるということでいうとストームトルーパーも“ちゃんと人間なんだ”と思わせてくれるシーンがあって、その後のバトルシーンでは、ストームトルーパーがやられるシーンにもちょっとグッときましたね」と語る。

 師弟関係でいえば、ルークと師である伝説のジェダイ・マスター、ヨーダが登場するファン垂涎の名シーンには古川も感激しきりだった。

 「僕はヨーダが大好きですが、CGから旧3部作と同じくパペットに戻してくれたことに感動しました。メイキング映像では、パペットを作る工程も見られて嬉しかったです。『スター・ウォーズ』は、スタッフ陣もファンとしての感覚をもって作ってくれている感じがいいなあと思いました」。

 そして、古川にも師として仰ぐ先輩俳優がいるか?聞いてみると、「師弟関係ではないけど、僕がずっと憧れているのは、佐々木蔵之介さんです」。
連ドラ『僕とスターの99日』で佐々木と初共演し、それ以降ずっとリスペクトしてきたという。「頭の回転がとにかく早く、演技のバリエーションも豊富で、僕もそういう俳優を目指しています」とまっすぐな瞳で語る。

 インタビューの最後に、YouTubeやツイッターで既に100万回以上再生されており、親子が「スター・ウォーズ」シリーズを通してつながりを確かめる感動のショートドラマ「メッセージ」を古川にも観てもらうと、「福山くん(古川の後輩で本ドラマに出演)大きくなりましたね(笑)」と笑顔を見せ、「やはりどの世代でも楽しめるのが『スター・ウォーズ』のいいところ」だとうなずく。「僕も父がきっかけで(『スター・ウォーズ』を)見始めて、その後は友だちと映画館で観るようになりました。『スター・ウォーズ』はどの世代の人でも、たとえ知識がなくても楽しめるという魅力があるなと改めて思いました」。

 「こだわり始めたら止まらない、ハマりだしたら抜け出せない魅力があるのが『スター・ウォーズ』です。今後の作品も楽しみです」と最後まで楽しそうに語ってくれた。(取材・文:山崎伸子/写真:高野広美)

 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のMovieNEXは現在発売中。デジタル配信中。
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