【写真】9nine・西脇彩華インタビュー写真&『ゾンビーズ』場面写真
人間の高校に転入しアメフト部に入った明るいゾンビ・ゼッドと、お嬢様育ちのチアリーダー・アディソンが出会い、恋に落ちる姿を描く本作。違うコミュニティで育った2人を通して、お互いを受け入れることの大切さを描いている。『リジー&Lizzie』や『ハイスクール・ミュージカル』の大ファンで「ディズニー・チャンネルは小さい頃からずっと観ていました」という西脇。「歌やダンスもポップなものが多く、テンポよく物語が進んでいくので、すごく楽しんで観ることができました」と本作にもゾッコン。「“人種や立場、個性の違いも受け入れて、みんなで仲良くしよう"というメッセージが込められていて、その思いを歌やダンスが繋いでくれる。私も今、海外でライブをやらせていただく機会もあり、歌やダンスが世界を繋いでくれると実感しています」と歌とダンスのパワーを再確認したという。
「ものすごくロマンチック!私も歌ってみたい」と特にお気に入りだったのが、アディソンとゼッドが歌う「Someday」。またゾンビたちが踊るクールなダンスも「圧巻!」と声を弾ませる。ゾンビのダンスシーンではそれぞれが懐中電灯を持ち、その灯りをダンスの一部として組み込んでいるが「曲やダンスに“光を合せる”というのはとても難しいんです。でも、完璧に揃っていてさすがだなと思いました。性格や外見が違っていても一つになれるんだということを、言葉だけではなくパフォーマンスでも示してくれるというところが、本当に素晴らしいと思いました!」と熱弁する。
9nineのメンバーとして活躍する西脇も「個性を認め合うことの大切さ」を実感した経験があるという。幼少期から通ったアクターズスクールで歌とダンスをみっちりレッスンしてきた彼女は「スクールでは、振り付けに対してどれだけ正確に踊れるかを重視していました。人に合わせることが何より大事だったんです」と振り返る。しかし、上京してユニットを組むことになると「私以外のメンバーは歌やダンスの経験がほとんどない子たちばっかりで、スクール出身の私とはみんな考え方も違うし、正直うまくいかないこともたくさんありました」と打ち明ける。
「でも、みんなと一緒にいるうちに、人と違うことって何ものにも変えられない大事なものなんだと気づいたんです。歌とダンスの正確さは、練習すれば身につくもの。でも個性は、練習して出せるものではないですから。今ではメンバーそれぞれに違う個性があることが、楽しくて仕方ありません。だから、みんなの個性を認め合っていますし、考え方が違うことが逆に魅力だと思えるようになりました!」と今では“個性”はグループの“武器”だと感じるようになったという。
本作の訴えるメッセージも共感しきりだが、「“自分ばかりこんな目にあって嫌だな”とか“あの子はいいな”など、そういう考え方が一番よくない。そんなとき私は“この子がいるから、私はこう思えたんだ”とか“この子は自分にないものを持っているな”とプラスの方向に考え直すようにしています」という西脇。「そのマインドもディズニー・チャンネルが教えてくれた部分が大きいと思います。
青春ミュージカルTV映画『ゾンビーズ』は、5月19日(土)19時30分からディズニー・チャンネルにて日本初放送。