公開中の映画『キングダム』に楊端和役で出演している長澤まさみ。劇中で魅せる、物語のキーマンとしての凛(りん)とした姿が「キャリアベスト級の美しさ」と、反響を呼んでいる。


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 原泰久による同名人気コミックを実写映画化した『キングダム』は、紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」が舞台。天下の大将軍になることを夢見て、日々、剣術の鍛錬に励む信(山崎賢人)が、ともに育った漂(吉沢亮)と別の道を歩みながらも、やがて漂と瓜二つの王・エイ政(吉沢)と王座を奪還するために戦ってゆく物語だ。

 長澤が演じる楊端和は、山の民を武力で束ねる美しき山界の王。信とエイ政が王宮を奪還するために、味方について戦ってくれるよう懇願しに行く相手となっており、その素顔はヴェールに包まれている難しいキャラクターだ。ワールドプレミアでは、演じた長澤も「絶対的な強さを持っている役だったので、気持ちで負けないようにしないといけないなと。とてもプレッシャーに感じながら演じていました」と決意を語っていた。

 いざ蓋を開けてみると、長澤ならではの楊端和が光を放ち、SNSでは賞賛の声が相次いだ。カッコよさと美しさをミックスさせたいで立ちには、「『キングダム』を見て長澤まさみに惚れない人類はいない。なんですかあのカッコ良さと美しさは!!!!」といった声をはじめ、「美オーラ全開」「長澤まさみの楊端和はパーフェクト」「美しすぎて語彙消失」などの言葉であふれた。

 確かに、山界の王としての放つオーラだけでなく、長い手足を駆使してアクションを行ったり、馬を乗り回す姿は、これまでの長澤とは一味違う、野生み溢れる魅力さえたたえている。すべてを賞賛したいという気持ちの結果か、「『キングダム』の長澤まさみ様、控えめに言って愛してます」「楊端和を演じる長澤まさみが1000億点だったので1000億点です」など、ネットならではの表現が際立つ褒め方で、長澤の妖艶な姿に身もだえしている様子が伝わるようだ。

 一方で、「全員それぞれあの役者さんじゃなきゃダメだったと思う。
他が考えられない」や「漫画原作の映画版の歴史に残るお手本だった。続編も必ず観たい。100点満点中100点」といった、長澤のみに留まらない、『キングダム』に関わったスタッフ・キャストへの賛辞も多く見られた。(文:赤山恭子)
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