歌手のテイラー・スウィフトがジャスティン・ビーバーなどのマネージャーを務めるスクーター・ブラウンに怒り心頭だ。スクーターはテイラーのデビューから昨年までの所属レーベル、ビッグ・マシーン・レコードを買収し、テイラーの『リプテーション』までの楽曲の原盤権を手にしたという。
TMZやVarietyなどの海外メディアが報じた。

【写真】ジャスティン・ビーバーが投稿したテイラー・スウィフトとの2ショット

 昨年、リパブリック・レコードに移籍したテイラー。Tumblrに長文を公開し、スクーターが3億ドル(約324億円)以上と伝えられるビッグ・マシーン・レコードの買収を公表した時にその事実を知ったとし、「私の頭に浮かんだのは、彼から何年もの間、受けてきた絶え間のない巧妙なイジメの数々だけだった」とショックをあらわにした。

 テイラーは過去に自分の楽曲の原盤権を獲得しようとしたが、ビッグ・マシーン・レコードに不利な契約を提示され、全てを置いて去ることを余儀なくされたと説明。スクーターがジャスティンやカニエ・ウェスト、カニエの妻キム・カーダシアンと結託してテイラーを陥れてきたことを主張し、今回の買収を“最悪のシナリオ”と表現している。

 ジャスティンはテイラーの反応に対して、自身のインスタグラムに昔のテイラーとのツーショットを投稿。「まずは何よりも、あの中傷的な投稿をしたことを君に謝りたい」と謝罪した。テイラーとの関係がこじれている当時、カニエとスクーターとジャスティンのスリーショットのキャプションに「テイラー・スウィフト、元気?」とキャプションをつけて投稿したのは自分の考えで、スクーターは無関係だったと説明し、スクーターを擁護した。

 すでに買収は成立しており、今からテイラーが自分の楽曲の原盤権を取り戻すのは難しいと考えられるが、今回の一件にまつわる騒動はしばらく続きそうだ。
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