伝説の車を作った男の激動の人生！『ジョン・デロリアン』公開決定

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作で使われ、爆発的に有名になった車“デロリアン（DMC‐12）”の開発の裏側を描いた映画『DRIVEN（原題）』が、『ジョン・デロリアン』の邦題で12月7日より日本公開されることが決まった。【写真】「リー・ペイス」も出演した映画『ホビット 竜に奪われた王国』フォトギャラリー 近未来的なオールステンレススチールのボディーにガルウイングドアを搭載した革新的な車“デロリアン”。本作は、その車を作ったジョン・デロリアンが、自分の会社を倒産の危機から救うためコロンビアの犯罪組織との麻薬取引にまで手を出すという、彼の人生の中で最も激動だった時期をフィーチャーして描く初めての伝記的映画だ。 大胆かつ斬新なアイデアで1960年代の米自動車業界を席巻し、史上最年少で大手自動車会社の副社長にまで上り詰めるが、自分の夢の車を作るためにその地位を捨て、人生を車に賭けて夢のために生きた男ジョン・デロリアン。彼は天才的自動車エンジニアでありながら、詐欺や横領、脱税を行い、ハリウッドセレブをはじめ、ビジネスパートナーや発明家、さらには英国、米国、スイスの政府からも金を巻き上げるほど破天荒な人生を歩んだ男でもあった。 そんなジョン・デロリアンを演じたのは、『ホビット』シリーズや『落下の王国』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』など多くの作品に出演し、幅広い演技に定評があるリー・ペイス。実年齢よりも上のジョン・デロリアンをリアルに演じきった。 そして、デロリアンの信頼を得ながらも、麻薬取引に巻き込む隣人で友人のジム・ホフマン役にコメディー俳優のジェイソン・サダイキス、ジムの妻エレン役にジュディ・グリム、ホフマンを情報提供者として働かせるFBIのベネディクト役にコリー・ストール、麻薬密売人役にマイケル・カドリッツなど実力派俳優が集結。監督は、カルト的人気を誇る『穴』などを撮り、英国アカデミー賞の受賞経験もあるニック・ハムが務める。 1977年、南カリフォルニア。パイロットのジムは麻薬密売の現場をFBIに押さえられ、罪を問われない代わりに情報提供者となる。彼は、引っ越した家の隣に住むのが大手自動車メーカー・ゼネラルモーターズでポンテアック・GTOの開発に携わったジョン・デロリアンだと知り驚く。美しい妻子とともに素晴らしい家に住み、夢のために自らの会社を立ち上げ、革新的な車“デロリアン”を開発しているジョンの完璧な人生に憧れるジム。しかしジョンの会社では新車開発でさまざまなトラブルが発生し、彼が資金繰りに窮していることを知ったジムは、友人となったジョンをFBIに麻薬密売の罪で売り渡す計画を立てるのだった…。 撮影は、1980年代初頭に建てられた建築物が多く残るプエルトリコで行われ、古き良き米国の雰囲気を再現。現地には30台以上の本物のデロリアンから、ジョン・デロリアンが製作したGTOも登場する。 映画『ジョン・デロリアン』は12月7日より全国順次公開。