【写真】男の色気漂う池松壮亮、インタビューカット
原作の後半をベースにした本作は、新人営業マン・宮本浩(池松)が、蒼井優演じる恋人・中野靖子を守るため、命懸けの戦いに挑む“究極の愛の姿”を描いた熱血青春ドラマ。第56回ギャラクシー賞テレビ部門「奨励賞」を受賞したドラマ版に続き、映画『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也が監督・脚本を務める。キャストは松山ケンイチ、柄本時生、星田英利、古舘寛治らおなじみの面々に加え、井浦新、佐藤二朗、ピエール瀧、一ノ瀬ワタルが新たに参加する。
初めて原作を読んだとき、「これは、自分のために描かれた漫画だ」と錯覚するほど心を打たれたという池松。ただ、男の熱いロマンを感じながらも、現実問題、宮本のように愚直なまでに自分の信念を貫き通す生き方は、決して容易ではない。それは池松も同様で、「僕も宮本に刺激を受けながら、宮本にはなれなかった人間の一人。だからこそ、ドラマや映画で思いっきり気持ちをぶつけたかった」と胸の内を明かす。
スクリーンにほとばしる激しい感情と荒ぶる魂。宮本と一体となった池松の熱量は、鳥肌が立つほどすさまじい。そして、その熱量を真正面から受け止める体幹の強さを見せるのが、靖子役を務めた蒼井だ。「蒼井さんは、同じ福岡県出身だったり、大学も一緒だったり、何かと縁があり、親戚のお姉ちゃんみたいな存在だった。これまで共演作はあったものの、ガッツリと対峙する役がなかったので、“いつか必ず”と思っていたら、昨年の『斬、』に続いて2年連続で夢が叶った」と笑顔を見せる。
本編を観れば、2人の絶妙なコンビネーションは一目瞭然だが、池松が何より驚いたのは、蒼井の役への入り方だ。「僕はどちらかというと、役に入り込むまでに助走が必要なタイプですが、蒼井さんはいきなりトップギアを入れてくる。そして撮影が終わると、すぐにニュートラルに戻り、平然としているんです。僕はもう疲れ果てて、ハァハァ言っているのに(笑)」。蒼井の底知れぬパワーに、さすがの池松もタジタジだったようだ。 さらに今回、池松は鬼気迫る喧嘩(けんか)バトルにも挑戦している。「映像化するのは困難」とされていた、怪物・真淵拓馬(一ノ瀬)との“非常階段の決闘シーン”だ。「実在するマンションの8階で撮影したんですが、周囲の住民の方は皆さん驚いていましたね。もちろん、セーフティーは万全でしたが、ワイヤーで吊るされてのノースタント・アクションは本当に怖かった。階段から落ちる夢を何度も見ましたよ(笑)」と吐露した。
原作者の新井が、本作のために手書きで記したキャッチコピー「いききっちゃうんだ」という言葉。これは、池松の俳優人生にそのまま重なる。
映画『宮本から君へ』は9月27日より全国公開。
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