俳優の田中圭が主演し、社会現象を巻き起こしたドラマ『おっさんずラブ』が、舞台を空へ移し、タイトルを『おっさんずラブ‐in the sky‐』として11月よりスタートする。引き続き主演を田中が務め、ヒロインを吉田鋼太郎が、さらに新メンバーとして千葉雄大戸次重幸が出演する。


【写真】ドラマ『おっさんずラブ‐in the sky‐』ロゴビジュアル

 モテないポンコツサラリーマン“はるたん”こと春田創一(田中)を巡って繰り広げられる、おっさん同士の恋模様を描き、2018年流行語大賞トップ10入り、東京ドラマアウォード作品賞グランプリ、第97回ザテレビジョンドラマアカデミー賞6冠、世界Twitterトレンドで1位獲得など、社会現象を巻き起こした本作。夏に公開された劇場版は、167万人を動員し、興収22億円を突破(9月24日現在)。現在も上映中で、全国で応援上映なども繰り広げられ、“OL(おっさんずラブ)旋風”を巻き起こしている。

 『おっさんずラブ‐in the sky‐』では、航空会社Peachの撮影協力のもと、航空業界を舞台に、おっさんたちが泣いて、笑って、全力で恋をすることになる。田中が演じるのは主人公の春田創一。35歳にして突然のリストラとなり、転職して航空会社で働くことになった新人CA(客室乗務員)。間が悪くてお人よし、まっすぐで優しくて、ちょっぴりおバカ。そんなモテないポンコツ独身男・春田に、突然のモテ期がやってくる。

 一方、田中演じる春田に思いを寄せる機長・黒澤武蔵を演じるのが吉田。黒澤は“グレートキャプテン”と呼ばれるほど技術・人柄ともに優れたパイロットで、各所からの信頼も厚く、春田にとっても憧れの存在。仕事に厳しく、初日から遅刻してきた春田をフライトから外すなど、後輩への指導にも熱心な黒澤が、熱く、一生懸命、お客さまのために奔走する春田とフライトを重ねるうちに、少しずつ彼を認めるようになり、いつの間にかうっかり恋をしてしまうことになる。

 そして新たにラブバトルに参戦するのが、映画『帝一の國』(2017)やドラマ『家売るオンナ』『プリティが多すぎる』(ともに日本テレビ系)など、振り切った演技で活躍中の千葉と、日本一チケットが取れないと名高い演劇ユニット・TEAM NACSのメンバーで、ドラマ、映画、バラエティーともに定評のある戸次。
千葉は黒澤とペアを組む副操縦士の成瀬竜を、戸次は熱血でストイックな職人肌の整備士・四宮要を演じる。

 田中は「“人を想うこと”というのが、『おっさんずラブ』の一番のテーマだと思う。鋼太郎さん、雄大、戸次さんと一緒にお芝居をしていく中で、その“想うこと”が、今回はどういう形になるのか、とても楽しみです」とコメント。一方吉田は「舞台が地上から空になるので、とてもスケールが大きくなるんだろうなと思っています。一世を風靡した風間杜夫さんに負けないように…教官を超える飛行機モノのドラマにしたいです(笑)」とコメントした。

 新たなキャストとなる千葉は「皆さんすごく優しく迎えてくださったし、プレッシャーを感じていてはダメかなと思うので、楽しんでいこうと思います!」と意気込む。戸次は「実はあまり恋愛モノに出演したことがなく、もちろん相手がおっさんというのも初めてですが…鋼太郎さんに負けず、千葉くんにも負けず、僕もおっさんを愛し抜きたいと思います!」と誓っている。

 土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ‐in the sky‐』は11月2日より毎週土曜23時15分放送。
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