【写真】北原邦明氏が描いた『スター・ウォーズ』最新作の手書き看板
41年前、日劇の「スター・ウォーズ」看板制作で手描き看板職人人生をスタートさせた北原氏。
北原氏は「41年間『スター・ウォーズ』と共に人生を歩んできたので、今回のお話をいただいたときはすごく感慨深い気持ちになりました。集大成にしたいという思いで、描かせていただきました」と言葉に力を込めると、最後の一筆を絵に入れて作品を完成させた。
第1作目に携わったときは「まだ下っ端で手伝い程度」だったという北原氏。作品自体も「まさかここまで盛り上がると思っていなかった」と語っていたが、いまや世界中から注目されるシリーズとなった。
2週間の時間を要した作品をまじまじと見た北原氏は「登場人物の顔を似せることと、機械ものを描くのは、実際の作品を観ることができていないので、難しい」と苦労話を述べると「ポスターなどは顔がバックになじむように描くのですが、こういう看板は、肌色を強調して人物を浮き上がらせるようにするんです」とコツを明かしていた。
オープニングの映像に魅了されて以来、『スター・ウォーズ』シリーズの虜(とりこ)になったという北原氏。ハン・ソロの生き様に惹かれると言うと「手書きの看板を見たことがない人にもぜひ見てほしい」と笑顔で語っていた。
看板は、12月5日から来年1月9日までミッドタウン日比谷4階のTOHOシネマズ日比谷にて展示される。