M‐1優勝のミルクボーイ、史上最高得点叩き出すも「覚えてない」

2019年12月23日(月)12:21

　漫才頂上決戦「M‐1グランプリ2019」（以下、M‐1）の決勝戦が23日、都内・テレビ朝日にて開催され、優勝を果たしたお笑いコンビ「ミルクボーイ」が、記者会見に出席。M‐1史上最高得点となる681点を叩き出すも、緊張のあまり「覚えてない」と振り返った。

【写真】M‐1グランプリ2019を制し賞金1000万円を獲得したミルクボーイ

　15回目の開催となる今回のM‐1は、過去最高の5040組がエントリー。決勝進出を決めた9組のうち、決勝経験者は2組のみという新鮮な顔ぶれだった。ファーストラウンドで過去最高得点を叩き出したミルクボーイは、「かまいたち」、「ぺこぱ」と共に最終決戦へ進出。見事優勝を勝ち取った。

　率直な感想を聞かれたツッコミ・内海崇は「本当に信じられない。決勝に行くのは初めてで、関西とか合わせてもテレビ自体が今年4回目くらいで」と興奮冷めやらぬ様子で吐露。ボケ・駒場孝も「そのうちの1回は30秒くらい出ただけなので、1番長くテレビに出たのがM‐1でした」と打ち明けた。

　史上最高得点の獲得についても「そうなんですか、覚えてないんです。テレビで漫才というのに緊張して」と内海。駒場も「そんな意識もせずやったので、言われてわかったくらいの感じです」と実感がまだわかないようだった。

　優勝直後からマネージャーの電話は鳴り止まず、今後も引っ張りだこの予感。内海は「漫才を頑張ってきたので、漫才以外がボロボロですけど（笑）。

トークとかできるのか皆さん不安だと思うんですけど、漫才頑張ったように、それもイチから頑張ります」と意気込みを語った。

　さらに賞金1000万円の使い道を聞かれると、内海は「この2年位、角刈りにさせてもらっているんですけど、ずっと同じ散髪屋さんにお世話になっているので、角刈り専用の散髪台を設置させていただいて、角刈りだけ無料ということで、僕が散髪代は払おうかなと。角刈りだけですよ」と回答。駒場は「仲良い後輩が結婚とか出産とかしたときにデカイ声で『おめでとう』と言うしかなかったので、情けなさすぎて。そういうメンバーにもお返しとか恩返しができたら」と答えた上、「…0ボケでしたね」とボケを組み込めなかったことを悔やみ、笑いを誘った。

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