【写真】『ザ・クラウン』最終章でエリザベス女王役を演じるイメルダ・スタウントン
2016年から始まった『ザ・クラウン』は、エリザベス女王の治世をフィリップ殿下と結婚した1947年から現在までのタイムフレームで描く。シーズン1~2の初期では、映画『蜘蛛の巣を払う女』の女優クレア・フォイが、シーズン3~4の中期は映画『女王陛下のお気に入り』の女優オリヴィア・コールマンが演じる。後期のエリザベス女王を演じるイメルダは、1シーズンのみの出演となる。
当初、『ザ・クラウン』の構想は60年間を6シーズンにわたって描くというものだったため、シーズン4のリリース前にシーズン5で終了となるという発表は予想外だった。クリエイターであるピーター・モーガンはシーズン5のストーリーに取り組み始めて、「ここ(シーズン5)で終わらせるのが一番いいことがはっきり分かった」と語ったという。
シーズン4は1977年から1990年代が描かれ、チャールズ皇太子とダイアナ妃の離婚やダイアナ妃の事故死などが含まれると見られている。しかしモーガンはシーズン5でエリザベス女王の次男アンドルー王子の性的スキャンダルや、孫のヘンリー王子夫妻の王室離脱といった最近の問題を取り上げるのはまだ早いと考えているようだ。