【映画】謎に満ちた“色”の恐怖!『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』場面写真
原作は、20世紀前半の米怪奇作家H・P・ラヴクラフトの小説『ザ・カラー・アウト・オブ・スペース(宇宙からの色/異次元の色彩)』。数々の神話体系の始祖とされるラヴクラフトの「完璧な悪夢」を、映画『ハードウェア』(1990)のリチャード・スタンリー監督のメガホンで実写化する。カルト作として評価を集めたバイオレンス・アクション『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2017)と同じプロデューサー陣が製作を務める。
本作はトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門でプレミア上映され、シッチェス国際ファンタスティック映画祭2019では作品賞にノミネート。北米を皮切りに一般公開されると、「H・P・ラヴクラフト映画の代表作になる!」と高評価を受けると同時に、主演のニコラスに対しては「彼のネクスト・レベルを目撃した!」と、その演技に絶賛が集まった。
出演は、ニコラス演じるネイサンの妻テレサ役に映画『レッド・スパロー』のジョエリー・リチャードソン、長女ラヴィニア役を『ビッグ・アイズ』やNETFLIXオリジナル映画『好きだった君へのラブレター』に出演のマデリン・アーサーが務める。
大都市の騒々しさを逃れ、閑静な田舎に移り住んだガードナー家。ネイサン(ニコラス)と妻テレサ(ジョエリー・リチャードソン)が夢に見た子どもたちとの理想の生活は、前庭への隕石(いんせき)の激突で終わりを告げる。以来、一家は心と体に影響を及ぼす地球外変異体との闘いに明け暮れ、静かな田舎暮らしは極彩色の悪夢へと変わる…。
予告編では、強いピンク色を放つ隕石の落下により、不条理な現象に翻弄(ほんろう)されてゆくガードナー家の様子が映し出される。家の周りの植物や、家族にも奇妙な影響を与えていく「色」。銃を手にするネイサン、すべてを見透かしたようなラヴィニア(マデリン)の意味深な発言など、極彩色の悪夢の一端が切り取られている。
ポスタービジュアルには、「狂気の始まり!」というコピーと共に、ガードナー家を襲った隕石の落下から始まる阿鼻叫喚を予測させる、不穏さに満ちたビジュアルが描かれている。
映画『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』は7月31日より全国公開。
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