【写真】入山法子が演じる女給・希穂子のはかなげな美しさが話題!
希穂子は、音(二階堂ふみ)が記念公演で演じるオペラ『椿姫』のヴィオレッタ役の最終選考に向けて、男女の機微を学ぼうと働き始めるカフェーの女給。貧しい家に生まれ、病気の親を抱えて苦労している希穂子は、そんな音を快く受け入れ優しく接するのだった。
ある日、裕一の頼みを受けた鉄男は音の様子を見るためにカフェーへ足を運ぶ。希穂子は新人の音を助けるために彼の座るテーブルへ向かい笑顔で「いらっしゃいませ」とあいさつ。すると鉄男は驚いた表情で「希穂子…どうしてここに?」とつぶやく。鉄男は立ち上がり「ずっと探してたんだ…なんで急にいなくなった?」と問いかけると、希穂子は顔をこわばらせながら「お話することはありません」と言い残しその場を立ち去ろうとする。
その後、希穂子が福島の料亭で仲居として働いていた時に鉄男と出会い、程なく2人は恋に落ちたことが明らかにされる。しかし希穂子は、鉄男と新聞社の社長令嬢・仁美(春花)の間に、縁談が持ち上がっていることを知り福島を離れることに…。
鉄男は再びカフェーに来てちゃんと話がしたいと語りかけるが、希穂子は「福島を離れたのはあなたが重荷になったからです、勘違いされて困っていたの」と冷たい態度をとる。
入山は自身が演じた希穂子について「自分の本当に思っていることを言わない人です。それはネガティブな意味ではなく、自分のことより、自分の目の前にいる人のことを優先する希穂子の魅力だと感じました」とコメント。続けて「いつしか、本音に蓋をすることが当たり前となった彼女が、音と出会い、鉄男と再会し、心を揺らしていく様は、大切に表現したいと思いました。