俳優の田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、菜々緒、有村架純が29日、都内で開催された映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』完成披露イベントに出席。松重は、ドラマ版の出演中に亡くなった大杉漣さんに言及しつつ「本当に感無量です」と劇場公開の喜びを語った。
【写真】松重豊、田口トモロヲらキャスト集合 映画『バイプレイヤーズ』完成披露イベントの様子
『バイプレイヤーズ』は、日本の映画やドラマに欠かせない名脇役たちが本人役で出演するシリーズ。この日は映画で共演する濱田岳、柄本時生、高杉真宙、芳根京子、北香那、そしてメガホンを取った松居大悟監督も出席していた。
松重は「この映画、企画もさかのぼると、20年くらい前に、脇役の俳優さんの映画を、下北沢の小さな映画館で特集上映してくれるということで。『6人の男たちフィルムズ』というのがあったんです」と語り、当時の上映会場がとても小さかったことを回想。
「満員になっても20人くらいで。でも、すごくあいさつするのに緊張した覚えがあります。でもそれを、われらがリーダーの大杉漣さんが、会場を笑いに包んで、温かく皆さんを迎え入れたのを、本当につい先日のように覚えています。それがこの大きな会場で、また大きなスクリーンで。こういう作品になるというのは、本当に感無量です」と大杉さんとの思い出に触れながら、本作に対する熱い思いを明かした。
一方の遠藤は「撮影が、今と同じコロナ禍の中でやってて。ほとんど誰とも会ってない時に、急に現場に行ってみんなと会ったので、とにかく楽しかった! うれしかった! だから、何やったか覚えてないんだよね(笑)。当日ね。
映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』は4月9日公開。