岡田健史、大森南朋、市村正親ら『そして、バトンは渡された』出演決定　特報解禁 (2021年4月16日)

女優の永野芽郁が主演を務め、共演に田中圭と石原さとみを迎える映画『そして、バトンは渡された』より、特報が解禁。併せて、追加キャストとして岡田健史、大森南朋、市村正親らが出演することが発表された。【動画】石原さとみ、“娘”とのシーンも 『そして、バトンは渡された』特報 原作は、第16回（2019年）本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説。幼くして母を亡くし、血縁のない大人たちにリレーされるように育てられた女子高校生の成長する姿を描く。映画版では、原作にはないオリジナルの展開も描かれる。 血のつながらない3人の父親と2人の母親の間を“リレー”され、4回も名字が変わった高校生の森宮優子。現在はわけあって料理上手な義理の父親・森宮さんと暮らしている優子は、卒業式にピアノで弾く「旅立ちの日に」を猛特訓中。将来のこと、恋のこと、友達のこと、うまくいかないことばかり。 一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。そして、全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに最大の感動が訪れる―。 主人公の優子を永野、血のつながらない父親・森宮さんは田中が演じる。そして、物語の鍵をにぎる魔性の女・梨花役は石原。石原が血のつながらない小さな娘がいるシングルマザーという役どころで、自身にとって初となる母親役に挑む。メガホンをとるのは映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲。 今回新たに発表された追加キャストは4名。優子が淡い恋心を抱く同級生で、天才ピアニストとして周囲から大きな期待をされている早瀬賢人役には岡田。さらに、大森、市村といったベテラン勢が、魔性の女性・梨花に翻弄される役どころを演じ、梨花とみぃたんの物語に深く関わっていく。また、梨花の娘みぃたん役は、映画・ドラマ・CMなど多方面で活躍する子役の稲垣来泉が演じる。 本作への出演について、岡田は「天才ピアニスト役ということで、彼にしかわからない欲望や悩みがあり、映画のなかではその悩みを解消していくことが描かれています。実は早瀬の要素の中に自分と近いものが発見できたのですが、それは“浮遊している”所です。少し変わったキャラクターですが、早瀬から生きる手がかりを得ることができました。永野さんとは同い年で初めての共演でしたが、彼女が先をいってくれればいってくれるほど、必死に追いかけながら芝居をするのが刺激的でした」とコメント。 本作で共演した石原について、大森は「素敵な方です。あの石原さとみさんに翻弄される役どころでしたので、光栄です」。市村は「以前から面識があり、色んな作品で見ていて、いい女優さんだなと。初めて会った時とは違って、年齢を重ねられて、目の奥にある深みというかな、悲しみ、温かさ、色んな物を表現出来る女優さんに成長されたんだなと感じました」と語っている。 特報は、優子の「私は、苗字が4回も変わりました」というセリフからスタート。続いて、森宮さんと優子が二人で仲睦まじく料理をしたり、優子のピアノの伴奏に合わせて森宮さんが歌うシーン、さらにもう一つの物語である、梨花がみぃたんのために服を選んだり、お互いに顔を寄せながら抱きしめ合う姿など、血のつながらない《父と娘》《母と娘》でありながらも、幸せそうに過ごす様子が映し出されていく。 しかし、「この物語には、命を懸けた“嘘”と、知ってはいけない“秘密”がある」というナレーションから雰囲気は一変。「実は、あなたに伝えておかなければいけない事があります」という梨花の言葉で一気に物語が動き出し、最後は感情を抑えきれず嗚咽する優子の姿で幕を閉じる。果たして、梨花の言葉の意味とは。優子に何が起きたのか。2つの親子の物語の行方に興味が高まる映像となっている。 映画『そして、バトンは渡された』は10月29日より全国公開。