氷川きよし、初の映画主題歌担当　デビューから22年目で「新たなキャリアのスタート」

歌手の氷川きよしが、天海祐希主演映画『老後の資金がありません！』の主題歌「Happy！」を担当することが発表され、同曲を収めた新予告映像が解禁された。映画主題歌を務めるのは本作が初となる氷川は「新たなキャリアのスタートになりました」と語っている。【動画】氷川きよし、初の映画主題歌担当！ 映画『老後の資金がありません！』新予告編 原作は、垣谷美雨によるベストセラー小説『老後の資金がありません』（中公文庫）。子育ても落ち着き、老後は安泰だと思っていた普通の主婦が、娘のハデ婚やしゅうとの葬儀、さらに夫婦そろっての失職などで資産が激減していく中、奮闘する姿をコメディー仕立てで描く。 これまで数々の映画やドラマで強い女性を演じてきた天海がどこにでもいる普通の主婦を熱演し、彼女の夫役を松重豊、娘役を新川優愛、息子役を瀬戸利樹、姑役を草笛光子が務める。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』（2018）の前田哲。 予告編は、天海演じる主婦の後藤篤子が、子どもの結婚・夫の失業・浪費家の姑との同居など、人生の後半を生きる人の多くが直面するお金の問題に振りまわされる中、「なんとかなるから絶対！」と前向きに立ち向かっていく姿が描かれたもの。氷川が歌唱するサンバ調の主題歌「Happy！」が、そんな主人公の背中を押すように明るく流れている。 映像ではそのほか、毒蝮三太夫が刀を振り回して大暴れする姿や、コミカルな表情を見せる三谷幸喜の姿も。最後は草笛が演じる姑・芳乃の見事なヨガポーズに、篤子が「マジか！？」と驚きの表情を見せるユーモラスなシーンで終了。果たして、 問題山積みの篤子にハッピーな老後は訪れるのか。 デビュー22年目にして、本作で初めて映画主題歌を担当した氷川は「新たなキャリアのスタートになりました。タイトルには、みんながハッピーになってほしい、色々なことに感謝して生きていればハッピーになれるよ、という想いを込めています」とコメント。映画については「一言でいうと最高です！！久しぶりにお腹を抱えて笑って、最後は感動できる。時間を感じないくらいあっという間で、こんなに楽しい映画があるんだと思いました。何度でも観たいです。天海さんは憧れの強い女性ですが、主婦役をやられるのは珍しかったので新鮮でしたし、展開も面白くて目が離せませんでした！」と絶賛した。 主演の天海は、主題歌「Happy！」について「もう、心を鷲掴みにされました（笑） この作品の、ちょっと笑えて、悩んで、苦労しても頑張ろうって前向きになれるHAPPYさと、とても合っていて、何て素敵な曲！と感激しました。もうとっても嬉しくて、観終わって直ぐに氷川さんにお電話しちゃった程です（笑）」と振り返り、「前奏を聴いただけで、きっと皆さん踊りたくなるんじゃないかなぁ。私は踊りたくなりました（笑）。氷川さんに、この曲を歌う時、バックで踊らせてーとお願いしているところです（笑）」とコメントを寄せている。 映画『老後の資金がありません！』は、10月30日より全国公開。