『僕のヒーローアカデミア』ハリウッド実写版、監督に『キングダム』佐藤信介が決定 (2021年8月14日)

堀越耕平による漫画『僕のヒーローアカデミア』の実写化権を取得した米レジェンダリー・ピクチャーズは、『僕のヒーローアカデミア』実写版の監督として、映画『キングダム』『アイアムアヒーロー』の佐藤信介監督と契約を締結したことを発表した。【写真】ハリウッド実写版『僕のヒーローアカデミア』で監督を務める佐藤信介 『僕のヒーローアカデミア』は、「週刊少年ジャンプ」（集英社）で2014年7月より連載が開始。“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・緑谷出久、通称“デク”が、社会を守り、“個性”を悪用する犯罪者“敵＜ヴィラン＞”に立ち向かう“ヒーロー”になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちと共に成長する物語が展開する、「友情・勝利・努力」をまっすぐに突き進むジャンプ王道ヒーローアクション。現在、コミックスシリーズの世界累計発行部数は5000万部を突破している。 本作を原作とするテレビアニメシリーズは現在最新第5期シリーズが放送中。全米ではカートゥーンネットワークで英語吹き替え版が放送、その他ヨーロッパやアジアなど各国・地域で放送・配信中だ。劇場版アニメもこれまで2作品が制作され、日本はじめ公開された世界各国でもヒットを記録。最新作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』は、8月6日に日本で公開され、公開4日間で72万人動員、興収9.4億円の大ヒットスタートを飾った（第3作は現時点で日本公開のみ）。 そんな世界でも高い人気を誇る『ヒロアカ』のハリウッド実写版の監督に決まった佐藤監督は、『アイアムアヒーロー』で2016年サウス・バイ・サウスウエスト（SXSW）のミッドナイター観客賞を受賞。2018年に『いぬやしき』の監督後、「週刊少年ジャンプ」（集英社）漫画の『BLEACH』の実写映画の脚本・監督を務めた。2019年には、「週刊ヤングジャンプ」（集英社）連載の人気漫画『キングダム』の実写映画を監督。そして自身の最新作であるNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』では、全エピソードの脚本・監督を担当し、2020年12月にシーズン1がリリースされてからわずか2週間で第2シーズンの製作が発表された。 ハリウッド実写版『僕のヒーローアカデミア』は佐藤監督にとって全編英語作品のデビュー作となる。