RADWIMPS、藤井道人監督『余命10年』で劇伴音楽を担当　超特報解禁

2022年公開の藤井道人監督作品『余命10年』の劇伴音楽を、野田洋次郎率いるRADWIMPSが実写映画では初めて担当することが決定。併せて、RADWIMPSによるBGMや、野田のコメントも映し出される超速報が解禁された。【動画】キャストの後ろ姿も登場 映画『余命10年』超特報 本作は2017年の発売以来、ただの恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNSなどで反響が広がり続け、現在すでに50万部を突破した小坂流加による同名ベストセラー恋愛小説（文芸社文庫NEO）の映画化。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた作品だ。なお、文庫化と同時に、著者が本作の主人公同様に難病を抱えていたこと、そして文庫版発行直前の2017年2月に逝去していたことが明らかになっている。 映画『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』の藤井監督がメガホンを取り、脚本は、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『雪の華』など、等身大の若者のラブストーリーを描いてきた岡田惠和が、渡邉真子と共に担当する。 数万人に1人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく…。 そんな本作の劇伴音楽を手掛けることに決まった、人気ロックバンドのRADWIMPS。新海監督作品のアニメ映画『君の名は。』『天気の子』を手掛けたことで知られる彼らだが、実写映画の劇伴音楽を手掛けるのは本作が初挑戦となる。 「はじめて実写映画での劇伴作業は挑戦に満ちたもの」だったと話すボーカルの野田は、「（主人公の）茉莉や和人やその周りでたしかに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩があった」と音楽制作の現場を振り返り、「総合計時間にすると『余命10年』を100回近く観たが、最終のオーケストラ本番レコーディングで画面を観ながら涙がポロポロと出てきた」とコメントした。 一方、藤井監督は、野田がクランクインより前に脚本から受けたインスピレーションで作った音楽を聴きながら撮影を進めたといい、「野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成した。至福の時間だった」と撮影を振り返っている。 併せて、RADWIMPSによる劇伴音楽入りの超特報映像も解禁。「あと10年しか生きられないとしたら…」とタイプするシーンから始まる今回の特報には、キャスト陣の後ろ姿のみが映し出されており、まだ出演者の情報が解禁されていない中、茉莉や和人を誰が演じるのか気になる映像となっている。 また、「この映画には、あなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います」という野田のメッセージも登場。茉莉や和人の背中にそっと寄り添っているかのようなピアノの旋律と併せ、RADWIMPSがどのように音楽で本作を盛り上げていくのか、期待が高まる特報に仕上がった。 映画『余命10年』は2022年公開。