俳優の吉沢亮が主演を務める大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)第26回「篤太夫、再会する」が12日に放送。篤太夫(吉沢)と喜(草なぎ剛)の再会シーンに「心に響く名場面」などの声が寄せられ、反響を集めている。



【写真】篤太夫(吉沢亮)と慶喜(草なぎ剛)、万感の再会

 故郷の血洗島に戻った篤太夫は、家族と再会するが、長七郎(満島真之介)が亡くなった事実を知り衝撃を受ける。惇忠(田辺誠一)は一人で生き残り誰にも合わす顔がない、と篤太夫に背中を向けるが、篤太夫は合わせる顔がないのは自分だといい「パリまで行ってようやくわかったんだ。銃や剣を手に戦をするんじゃねぇ。畑を耕し、藍を売り、歌を詠み、皆で働いて励むことこそが俺の戦い方だったんだ。ようやく気づいて、お千代(橋本愛)にも平九郎(岡田健史)にも、とっさまにもかっさまにも、本当に申し訳ねぇ」「俺はこの恥を胸に刻んでいま一度前に進みたい。生きている限り」と答え、声を上げて涙を流す。


 さらに篤太夫は昭武(板垣李光人)から預かった書状を届けるために、慶喜が謹慎している駿府に向かう。すっかり変わった様子の慶喜を見た篤太夫は「なぜこのようになってしまわれたのか」と訴えるが、慶喜は「私はそなたの嘆きを聞くために会ったのではない。そなたが昭武のフランスでの様子を告げ報せに来たと聞き、それで会おうと参ったのであるぞ」と答える。

 篤太夫が身振り手振りで生き生きと昭武のパリでの様子を話すと、慶喜はそれをほほ笑みながら聞き「この度、昭武がさわりなく帰国できたのも、ひとえにそなたのおかげだ。礼を申す」と頭を下げ、その場を去ろうとする。篤太夫は「上様!」とそれを止め「何も申すまい。
しかし…しかし、どんなにご無念だったことでございましょう」と瞳に涙を溜めながら告げる。慶喜は足を止めるが、何も言わずにその場を去るのだった。

 長七郎の死、篤太夫が惇忠の前で流した涙に視聴者からは「魂が揺さぶられます」「泣ける」「長七郎の死の悲しみが大きい…」などの悲しみの声が続出。また、篤太夫と慶喜の再会シーンにも「グッとくる」「涙が出る」「心に響く名場面」「表情で感情がすごく伝わってくる」などの声が相次ぎ、反響を集めている。