森見登美彦による同名小説をアニメ化した『四畳半タイムマシンブルース』に、メインキャストとして浅沼晋太郎坂本真綾吉野裕行中井和哉諏訪部順一甲斐田裕子が出演することが決定。併せて本作が、2022年にディズニープラスで配信&劇場公開されることも決定した。



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 本作は、フジテレビ“ノイタミナ”にてテレビアニメ化もされた森見の小説『四畳半神話大系』(太田出版・角川文庫)と、ヨーロッパ企画の上田誠による戯曲『サマータイムマシン・ブルース』(早川書房)が融合して誕生した、森見による小説『四畳半タイムマシンブルース』のアニメ化。『四畳半神話大系』の登場人物たちが、『サマータイムマシン・ブルース』の世界で右往左往する物語だ。

 今回発表されたのは、メインキャストの6名。浅沼、坂本、吉野、諏訪部、甲斐田はアニメ『四畳半神話大系』で演じたキャラクターを、本作でそのまま続投する。

 「私」役を務める浅沼は「僕の声優としてのターニングポイントになった作品は、間違いなく『四畳半神話大系』でした。11年の時を経てまた再び、薔薇色のキャンパスライフを求め、責任者を探し、黒髪の乙女や悪友と奔走することができるなんて、無類の喜びです。願わくば、あの人の元まで届きますように」とコメント。

 『四畳半神話大系』で藤原啓治が担当した樋口師匠役を演じるのは、『ONE PIECE』のゾロ役などで知られる中井。「『夜は短し歩けよ乙女』での貴重な経験。藤原啓治さんの最高に魅力的な樋口師匠に対して、自分なりの別物を作ろうとジタバタしたことは強く印象に残っています。今回再び演じさせていただけることは本当に光栄ですし、あの不思議で素敵な京都に早く戻りたい気持ちでいっぱいです。今回も多分、いやきっとジタバタするでしょうが、楽しんで全うしたいと思います」と意気込みを語る。


 アニメ『四畳半タイムマシンブルース』は、2022年にディズニープラスで配信&劇場公開。<アニメ『四畳半タイムマシンブルース』メインキャストコメント>

■坂本真綾(明石さん役)
長い時を経て彼らに再会できることにとても興奮しています。あの頃の私だからできた明石さんを、あるいはあの頃の私には届かなかった明石さんを、今からどんなふうに迎えにいけばいいか、ソワソワしています。タイムマシンに乗って、とても大事な、でも些細な何かを取り返しに行きたい、まさにそんな気分です。とにかく楽しみです。

■吉野裕行(小津役)
「四畳半~」といえば、様々な作品がある中で、私にとっての理想とする声優らしさをもって関われた作品であり、本当に感謝せずにはいられない作品のひとつです。今作もまた変わらずの? 役所を演じられるのは光栄でもあり、楽しみでもあり、恐ろしくもあり、我々は運命の黒い糸で結ばれてるというわけです。皆さんにも覚悟してお付き合いいただければと思います(笑)。

■諏訪部順一(城ヶ崎先輩役)
森見ワールドでふたたび生きられる機会がやって来るとは……今の気分は、なんという重畳!といった感じでございます。いろいろと問題アリな人物である城ヶ崎氏。今作でも跳梁跋扈する心持ちで、のびのびと演じさせていただけますと幸いです。いや~本当に楽しみです。


■甲斐田裕子(羽貫さん役)
再びあの四畳半の世界に浸れることにワクワクしています! 10年以上の月日が経っている事に驚きです。そんなことはものともせず、今も羽貫さんはキンキンのお酒を煽り、レロレロンと楽しんでいるでしょう。クーラーのつかない暑い暑い四畳半に迷い込むその日まで、小説や戯曲や映画の別次元に寄り道してみようと思います。

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