レディー・ガガ、グッチ一族を崩壊へ追い込む悪女を熱演　『ハウス・オブ・グッチ』本予告 (2021年11月18日)

レディー・ガガが主演を務めるリドリー・スコット監督の最新作『ハウス・オブ・グッチ』より、ガガがグッチ一族を崩壊へ追い込む悪女を熱演する姿を収めた本予告と本ポスタービジュアルが解禁された。【動画】レディー・ガガの熱演が光る『ハウス・オブ・グッチ』本予告 本作は、世界的トップブランドの元祖と呼ばれるGUCCIの創業家一族崩壊を巡る、闇に包まれた真実を描くサスペンス。サラ・ゲイ・フォーデンの『ハウス・オブ・グッチ 上・下』を原作に、グッチ一族の確執とその中で起きたマウリツィオ・グッチ殺害事件が描かれる。 1995年3月27日、ミラノで多くの目撃者がいる中、銃声が街に響き渡る。殺害されたのは、GUCCI創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオ・グッチ。犯人が特定できない状況が続く中、その実行犯の黒幕が明かされる。それは妻のパトリツィア・レッジャーニだった―。 グッチ家崩壊を招くパトリツィア・レッジャーニをレディー・ガガ、夫のマウリツィオ・グッチをアダム・ドライバーが演じる。そのほか、一人息子であるマウリツィオの父ロドルフォ・グッチにジェレミー・アイアンズ、経営のトップに立つアルド・グッチにアル・パチーノ、その息子パオロにジャレッド・レト。パトリツィアが傾倒し依存する占い師ピーナにはサルマ・ハエックなど、ハリウッドを代表する豪華キャストが集結した。 本予告は、パトリツィア（レディー・ガガ）の視点で描かれたもの。パトリツィアが夫のマウリツィオ（アダム）と共に、アルド（アル）一家の豪華な邸宅を訪れるシーンから始まる。グッチ家独特の風習に戸惑うが、一方で「彼らは全てを持っている。富、スタイル、権力。殺してでも欲しいものを」と冷静に観察し、野心を示す兆候を見せる。 「グッチは帝国だ」と話すマウリツィオに「あなたが立て直せば？ グッチはつまらなくなった」とけしかけるパトリツィア。やがて一族衰退と比例して、パトリツィアは「グッチ家には新たな血が要る」と“GUCCI”で全身を固め、次第に発言力と地位を強めていくが、アルドに「グッチとは私の発言そのものだ。女の出る幕はない」と言い放たれる。 夫を含めグッチ一族からよそ者扱いされ、精神的にも排斥されるパトリツィアは「何様のつもり？ “不要なもの”は捨てなければ」と何かを企み、占い師ピーナ（サルマ）と成し遂げようとする。「失敗は許されない」と実行犯に釘を刺すパトリツィア。最後は、次第に崩壊していくグッチ家の人々に対し「特に道徳心は高くないけど、私はフェアな人間よ。だから賛成、型破りな罰でもね」と悪びれる様子もなく語るパトリツィアの姿と、何かに向けて銃を撃つショットで幕を閉じる。 レディー・ガガは、本作での役作りについて「イタリア語なまりの英語を半年もの間訓練し、ジャーナリストのごとくパトリツィアの人生を掘り下げた」とコメント。そんな熱演ぶりを見せるガガと、豪華オスカー俳優らとの競演に、大きな期待が高まる映像となっている。 本ポスタービジュアルは、グッチ家の男たちに囲まれたパトリツィアが、強気な雰囲気をにじませながら前を見据える姿を描いたもの。下には「それは、人を狂わすほどの名声」というコピーが添えられている。 映画『ハウス・オブ・グッチ』は、2022年1月14日より全国公開。