りんごももか姫」時代が懐かしいです。芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 今回、タレントの小倉優子の独立騒動を取材して、筆者は、小倉はそのトボけたイメージとは裏腹に"したたかな女"だということを痛感した。

なぜなら、小倉は、元「モーニング娘。」の加護亜依の引き抜き騒動の仕掛人である飲食店プロデューサーのAにも、移籍先の事務所探しを依頼していたことが、Aを知るマスコミ関係者の取材で明らかになったからだ。

 Aは歌手休業中の華原朋美と1年前まで約5年間同棲していて、彼女にDVを働いていた"DV男"だったことが写真週刊誌の報道で明らかになっているが、その一方で"アイドルオタク"だと、筆者と親しいマスコミ関係者は言う。

 現在は元"モー娘"の加護の恋人だが、加護以外にもモー娘のメンバーだったKとも知人の紹介で知り合って、関係を持ったと豪語している。

華原と同棲中には小倉に目を付けて、小倉所属の「アヴィラ」の女性タレントのSに「小倉を紹介しろ」としつこく迫って、対面を実現させたという。

 Aに会った小倉は、「移籍する事務所を紹介して」と事務所探しを依頼。関係を持ったかは定かではないが、Aはすっかりその気になって、華原、加護の時と同様、悪友である芸能界の実力者の息子に相談。息子の関連する事務所に移籍させることで話がまとまったという。そのことを後で知ったアヴィラのオーナー、牧野昌哉氏はAとSに激怒したという。ところが、小倉はその話を反故にして、現在、移籍先としてウワサされている芸能プロ「P」に移籍する気持ちを固めたというからしたたかだ。

その一方で、恋人のヘアメイクアーティストの菊地勲さんがSMAPのメンバーのヘアメイクを担当していることが縁で、SMAP・チーフマネジャーの飯島三智女史に接近。彼女に取り入って、アヴィラ側の圧力からの風よけに利用した節がある。

 小倉は、7月上旬にアヴィラに対する契約解除の申立ての仮処分が東京地裁で認められ、晴れて、Pへの移籍を待つばかりだが、牧野氏は「本訴まで争う」と徹底抗戦の構えを見せている。

 一方、小倉にハシゴを外されてしまったAと実力者の息子の怒りも収まらず「Pへの移籍は認めない」と実力者の名前をチラつかせて、Pにプレッシャーをかけているという。小倉は、晴れてどころか、四面楚歌状態だ。したたかな小倉が、今後どうやって、このピンチから脱出するか楽しみだ。

 それにしても、Aには、自らプロデュースする飲食店への投資話を、華原や加護の他、投資家にも持ち掛けるも、投資金の一部を着服したとの疑惑もある。投資家が返済を要求すると、暴力団の影をチラつかせるというのだからタチが悪い。こうした行為に対して、被害届が出ているとも。こんな男が堂々と跳梁跋扈できる芸能界は異常だと言わざるを得ない。
(文=本多



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