10日に行われた『R-1ぐらんぷり2019』(フジテレビ系)の演出が物議をかもしている。生放送で行われた決勝戦では、観客の笑いや、さらに悲鳴などが強調されていたのだ。
「ダウンタウンは東京進出前は関西でアイドル的な人気を誇っていました。
ただ、松本にとってこの番組に対してあまり良い思い出はないようだ。
「とにかく、キャーキャーといわれるだけで『誰もネタを聞いていない』ことに激しい不満を持ったようですね。東京進出後の松本が作り込んだコント番組ともいえる『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)や、静かな笑いを追求する『一人ごっつ』(同)を立ち上げていったのは、そうしたトラウマがあったがゆえかもしれません。『4時ですよ~だ』と同系統の公開生放送番組である『笑っていいとも!』(同)の観客に対しても『声援がありすぎて横の人間の声も聞こえなかった』と述べています」(同)
『R-1』は『M-1』以上に場の空気に結果が左右されるともいえる。芸人の気持ちがわかるからこそ松本としては苦言を呈したかったのかもしれない。
(文=平田宏利)