綾瀬はるか

 貴重な機会だったのに……?

 1月28日発売の「FLASH」(光文社)が、昨年までの28年間、ビートたけしを審査委員長に迎えて、例年2月に開催されてきた『東京スポーツ映画大賞』が、今年は中止になる見込みだと報じた。

「同賞は、たけしが独断で受賞作を決め、自身が監督を務める作品が公開された年は作品賞はもちろん、他の賞も出演者が総なめするのがお約束。

ある意味、やりたい放題なのですが、芸能界の力学が及ばない“100%ガチ選考”が売りでした。『FLASH』によると、これまで映画賞は旧オフィス北野が仕切り、東スポは名前を貸しているだけだった。そのため、たけしにはギャラではなく、“お車代”として100万円が渡されていたそう。ところが、たけしが2018年にオフィス北野を退所。当時、愛人関係にあったA子さんと新事務所T.Nゴンを設立すると、A子さんは『ギャラが安い。丸1日拘束されて、こんな額なら、もうやらなくていい』と言って、話し合いのテーブルにもつかなくなったようです」(週刊誌記者)

 同賞だけでなく、たけしは東スポの客員編集委員を務めてきており、その蜜月ぶりは業界内では有名だった。

しかし、たけしが務めてきた年末恒例の世相斬りのポジションは爆笑問題太田光に代わっていたことから、このまま“国交断絶”となりそうな気配だ。

 中止の報にガッカリしているのは東スポ関係者やたけしファンだけでない。

「実話誌や下世話な月刊誌御用達のパパラッチや張り込みカメラマンはひどく落胆していますよ。同賞がノミネートされると、東スポ関係者らは“ダメ元”で受賞者にオファーをかけるのですが、たけしの御威光で大物女優たちも出席を断らない。過去には綾瀬はるか、長澤まさみ広瀬すずが揃って登壇し、たけしと共に『コマネチ』を披露。ほかにも、不倫騒動冷めやらぬベッキーがサプライズで登場したり、昨年は松岡茉優も出席し、登壇する際のフトモモや、おじぎしたときの胸元、汗ばんだワキなど撮り放題でした。

彼らは普段、そんな大物たちの会見には“お呼ばれ”されないため、1年に一度のシャッターチャンスを失った格好です」(前出・記者)

 昨年12月には『たけしの人生相談 悩むの勝手~伊集院さんに聞けなかった話 ワールドカップAグループ』(徳間書店)を上梓するなど、まじめとおバカの硬軟両方持ち合わせているのが、たけしの真骨頂だったはず。

 5月には映画『コンフィデンスマンJP -プリンセス編‐』が公開されるが、来年賞が復活した際には、ぜひ長澤を呼んで東出昌大の不倫をツッコんでほしいものだ。