『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のコーナー「発掘!ニッポン なかまる印」リポーターに就任したKAT-TUNの中丸雄一。9月3日放送回で彼が訪れたのは、長野県・白馬村の白馬岩岳マウンテンリゾートだった。
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中丸雄一、39歳の誕生日前日に体を張るベテランアイドル
中継が始まるや、謎のバイクにまたがり、ガタガタの斜面をマリオカートばりの物凄いスピードで滑り降りてくる男。何を隠そう、39歳の誕生日(9月4日)を翌日に控えた中丸である。
前任のレジェンドリポーター・ラッシャー板前なら壮大に転んで泥まみれになってくれた気もするが、よりによって中丸は38歳最後の朝である。そんな日に、体を張った仕事をこなすベテランアイドルには、それはそれで大感謝だ。
実は、これは「マウンテンカート」という乗り物。昨夏、ヨーロッパから日本に初上陸したバイクらしい。スキー人口が減少している昨今、スノーリゾート側も、オールシーズン楽しめる施設を充実させているわけだ。
運転を終え、ヘルメットを脱ぐと、その下になぜかチューリップハットも被っていた中丸。
ところで、「マウンテンカート」の試乗感はどうだったのか。
「思った以上に揺れるんで、脳が震えますよね」(中丸)
脳を震わせながら中継に臨んでいた、ちょっと心配な中丸。日本初上陸カートに初めて乗ったのだから、無理もないかもしれない。
長野といえば山国だ。絶景が売りのひとつのはずだが、この日は霧がかかって景色が最悪だった。
「逆に言うと、幻想的って言うんですかね?」
「逆に言うと、真っ白で美しいですよね」(中丸)
ものは言いようである。完全にガスっている景色を、「逆に言うと」の連発でポジティブに言い換える中丸の発想を見習いたい。
そうこうしている間に、山の傾斜を活用したコースから、マウンテンバイクの集団が駆け下りてきた。
「スゲー、スゲー、スゲーっ、気持ちいいだろうなあ! マウンテンバイクも本望ですよね」(中丸)
主語をマウンテンバイクにし、マウンテンバイク側の視点で気持ちを代弁する中丸。さっきから、言葉選びで珍奇なセンスを発揮し続けている。
この施設の山頂エリアに行くと、スキー場らしからぬめずらしいアクティビティが楽しめるらしい。
「馬がいる! お馬さんがいらっしゃいますね」(中丸)
馬を「お馬さん」と呼び、「いらっしゃる」と動物相手にまで敬語を使う中丸。39歳間近とは思えない愛らしさである。
馬がいて、アクティビティといえば? もはや答えはひとつしかないと思うが、CMまたぎのタイミングで画面左下に<もしや乗馬丸…!?>というテロップが踊った。ついに『旅サラダ』にまで「○○丸」と苗字をイジられる中丸。
番組が予告したとおり、この施設では乗馬が楽しめるらしい。
池上 「せっかくなんで、どうですか。中丸さん、(馬に)乗っていきませんか?」
中丸 「あっ、いいですか? 乗ってみたいです」
被ったヘルメットをさすりながら、ダチョウ倶楽部ばりに見え透いたお約束で返す中丸。もう、すっかり“乗馬丸”のテンションだ。
中丸 「どうします、コースは? 初心者コースでもいいですか? あんまり自信がないんで……」
池上 「いえいえ、本格的な方でいきましょう」
「自信がない」と謙遜する中丸。
さらに、池上さんは中丸を煽った。
中丸 「ちなみに、後輩が(白馬村に)来て乗ったみたいですね。ジャニーズの後輩が来て、(乗馬を)やったことがあるって聞いたんですけど」
池上 「はい。先日、なにわ男子の大西(流星)君が来てくださいまして、上手に乗っていました。乗りこなしていました」
中丸 「本当ですか? ちょっと生意気ですねえ。いや、……ちょっと生意気です、あいつは」
若手の名前を持ち出し、中丸を煽りにくる池上さん。一方、後輩の名前を聞いてジェラり、目がガンギマリになる中丸。一回り以上年下の大西に敵愾(がい)心を燃やす“煽られる丸”が、生き馬の目を抜くジャニーズ事務所を体現している。
さっきまでは馬にさえ低姿勢だったはずが、打って変わってこの荒々しさだ。司会の神田正輝は、思わず苦笑した。
「ジャニーズって、どうしてああ張り合うんだろうね(苦笑)」(神田)
今回、中丸が乗るのは池上さんおすすめの「ミノル君」だ。年齢は24歳。人間でいえば70代の年齢にあたる馬である。
まず、中丸とミノル君の仲を深めるための練習時間が設けられた。そして15分後、再び中継がつながった。スタジオから、向井亜紀が中丸に呼びかける。
「雄一君とミノル君、仲良くなれたんでしょうか!」(向井)
38歳最後の日に、亜紀お姉様から「雄一君」と呼ばれる中丸。約39歳が、人間年齢70代の馬にまたがるのだ。しかも、中丸がライバル心を燃やすのは、21歳の大西流星である。なに、この算数問題みたいな相関図は。
というわけで、ミノル君に乗った雄一君。ここでひとつ、異変が起こった。“ジャニーズ一の猫背”中丸の背中が、馬に乗ったらまっすぐになったのだ。緊張から背筋をピーンとさせている。無理もない。どこか、ミノル君の心がここにあらずなのだ。
「横に生えてる草がお馬さんからするとサラダバーらしくて、ずっと『食べたい、食べたい』ってアピールしてくるんですけども、それを『我慢だ』って伝えながら進んでいく感じですね」(中丸)
ただの雑草を、「お馬さんのサラダバー」と表現する言葉のチョイスよ。なるほど、『旅サラダ』だけに。「逆に言うと幻想的」「サラダバー」とワードセンスが際立っている中丸は、いわば“お馬さんが草を食べたいのを我慢させる丸”である。
というわけで、中丸の乗馬は終了した。
中丸 「一応、これで『乗れた』ということでいいしょうかね?」
池上 「はい。もう、バッチリ上手です」
心なしか、答えを誘導している中丸。「なかまる印」終了後、映像がスタジオに戻るや、向井亜紀お姉様はこんなコメントを発した。
向井 「大西君を超えられたのかしら?」
中丸 「(パクパク! パクパク!)」
音声は途切れたが、ワイプの小窓からスタジオに向けて「超えました、超えました!」と必死にアピールしている中丸。38歳最後の日に、先輩の威厳は保てたか!?
余談だが、今回の『旅サラダ』オープニングで神田正輝がこんな発言を残している。
「今年も残すところ119日。お正月はもうすぐです」(神田)
いつになくピリッとしていた、今回の『旅サラダ』。緊張感溢れる放送だったと思う。
<『旅サラダ』中丸雄一リポーターを見守る会>
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