山崎紘菜Instagram(@hirona_yamazaki)より

 女優の山崎紘菜が、ドラマにバラエティにと活躍の場を広げている。山崎は2011年に開催された東宝シンデレラオーデションで審査員特別賞を受賞して芸能界へ。

すでに芸歴は10年以上に及ぶが、とりわけここ最近は注目作への出演が続いている。

「東宝シンデレラ出身の山崎は、デビュー以来、映画やドラマで経験を積み、19年に深夜ドラマで連ドラに初主演。昨年にはテレビ東京で再び連ドラの主演を果たしたほか、朝ドラ『舞いあがれ!』や現在放送中のドラマ『三千円の使いかた』(フジテレビ系)にも出演しています」(テレビ情報誌記者)

 東宝シンデレラといえば、沢口靖子長澤まさみらが輩出した歴史ある登竜門。山崎も大事に育てられてきたが、目立つのは主人公の脇での活躍だ。

「『舞いあがれ!』で演じたのは、主人公・福原遥が通う航空学校の同級生。強い意志で目標に突き進む女性を演じました。

一方、ベストセラーをドラマ化した『三千円の使いかた』で演じるのは、主人公の姉で、貯金1000万円を目標に節約を心がける猛烈主婦を演じています。シャープな見た目の彼女は、いかにも“クールビューティー”といったタイプの役が多いですが、コメディも悪女もお手のもの。

 また、バラエティでも良い味を発揮しています。1月上旬に放送された『クイズ!ドレミファドン』(フジテレビ系)では、ハライチ岩井とやりあって番組を盛り上げ、先日『ぽかぽか』(同)に出演した際は、岩井や相方の澤部佑ことを呼び捨てにして笑いを誘いました。アインシュタインとラジオ番組もやっていますし、バラエティへの展開も期待できます」(同上)

 ドラマにバラエティへと引っ張りだこの山崎。ただ、これまでの女優人生がずっと順調だったわけではない。

「早くからブレイクが期待された山崎ですが、事務所内のポジションを測る『東宝カレンダー』では何度も“落選”を経験。同期の上白石萌歌&萌音、浜辺美波らに水をあけられました。山崎は抜群のスタイルの持ち主ですが、公称171cmという身長は女優にとっては正直マイナス。主演をやるには背が高すぎます。とりあえずジャニーズ系との共演はNGですね。

 ただ、木南晴夏が“主人公の友達役”としてブレイクしたように、主人公の脇で輝く道もある。

山崎は近年、話題作への出演が続いており、東宝カレンダーにもしっかり復活。事務所の東宝芸能にはバラエティができる女優が見当たらないので、そちら方面の仕事を一手に引き受けるかもしれません。

 また今年開催されるラグビーW杯も彼女にとっては追い風でしょう。山崎は大学ラグビーのイメージガールやトップリーグのアンバサダーをやっており、ラグビーファンには顔と名前を知られている。ラグビー番組は“にわか”のタレントが多いですが、彼女のラグビー知識はホンモノ。日向坂46の影山優佳がサッカーで名を上げったように、ラグビーW杯の時期は出ずっぱりになるかもしれません」(芸能関係者)

 東宝シンデレラ出身の彼女がいよいよ“シンデレラ”になるか。