2月13日、槇原敬之が、覚せい剤取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。槇原は1999年8月、覚せい剤取締法違反(所持)で現行犯逮捕されたことがあるため、ネット上では、「またか」「覚せい剤をやめるのは本当に困難」などの悲痛な声が飛び交っている。

 槇原は90年にデビュー、91年にリリースした「どんなときも。」がミリオンセラーを記録し、一躍人気アーティストの仲間入りを果たした。しかし、99年に覚せい剤所持の疑いで逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けていた。

「その翌年、槇原は音楽活動を再始動させ、2003年、SMAPに提供した『世界に一つだけの花』が大ヒット。累計300万枚以上の売り上げを誇り、『平成で最も売れたシングル曲』として、多くの人に歌い継がれています。そんな槇原の再逮捕には、世間も大きなショックを受けたようで、『薬物と決別したと思っていたのに』『前の逮捕から20年、また覚せい剤に手を染めたとは、残念でならない』といった声が続出。中には、『それだけ覚せい剤は恐ろしいものだ』という声も少なくありません」(芸能ライター)

 今年は、槇原にとってデビュー30周年にあたるメモリアルイヤー。

ファンからは「楽しみにしていたのに」「アルバムやツアーはどうなるの」「大事な年だったはずなのに」といった悲しみの声が漏れている。

「3月4日には、提供曲をセルフカバーしたアルバム『Bespoke』、夏にはベストアルバムのリリースを控えていました。また、秋から冬にかけては、記念のツアーも予定されていたようです。デビュー30周年記念の特設サイトには、『槇原、おかげ様で30周年を迎える事となりました!これもひとえに、皆様の応援があったからこそ(中略)ここから1年以上の期間にわたって、リリースやコンサートなど、いろいろ企画しておりますので、どうか、お楽しみに~!!!』と直筆メッセージを掲載していたのですが、これらの企画は中止もしくは延期となる可能性が高いです」(同)

 30周年イヤーに自ら泥を塗ってしまった槇原。逮捕された今、その胸中はいかに――。