後輩たちは何を思うのか……

 11月12日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、25歳年下の一般女性と5年にもわたり不倫関係にあったことが報じられた近藤真彦。ジャニーズタレントのトップに君臨しながら、特大級の不祥事を報じられたにもかかわらず、公にコメントをしないどころか、テレビや新聞に「後追い禁止令」を出すなど、その事後対応にも批判が集まっている。

しかし、一部メディア関係者からは、そんなマッチにも不思議な“エール”が送られているという。

「あるテレビコメンテーターは、番組出演前の打ち合わせで『なぜマッチに限って放送で触れられないの!?』と激怒したといます。確かにこの不倫スキャンダルに関しての報道規制は異常なほどで、取り上げるどころか『ジャニーズに問い合わせするのも禁止』という、過剰すぎる“忖度”が発動しているんです。それだけジャニーズにとって、近藤は大事なタレントであり、『偉大な存在』とでもいうのか……」(テレビ局関係者)

 この事態にはメディア関係者もあきれているものの、一方でジャニーズと親密関係で、近藤を取材した経験があるというベテランのアイドルライターによれば、親しい関係者ほど「マッチさんを守ってあげなきゃ」というスタンスになっているのだとか。

「マッチさんほど親しみやすいジャニーズタレントはいないですから。確かに偉そうだったり、後輩たちの人気にあやかっている部分は否めませんが、あの憎めなさを知る人からすれば、なんとかして守ってあげたいと思ってしまうことでしょう。

取材中でもカッコつけず、何でもあけすけに話してしまう“大物ジャニーズ”なんて、彼以外には存在しないですよ」(同ライター)

 アニバーサリーイヤーなどタレントとしての稼働が増えている時期は、近藤に会えるとみな楽しみにしているのだとか。

「某女性グループに対して『全員ブスだよね(笑)』とネタにしたり、中森明菜とのエピソードも躊躇なく話すなど、週刊誌に書かれたら大炎上必至のサービストークを、毎回披露してくれるんです。今回の『文春』記事でも、不倫相手に『SMAPは仲がよくない』『木村(拓哉)が意地悪されてるみたい』と話すなど、いかにもマッチさんが言いそうなことばかり書かれていて、読んでいて思わずうなずいてしまいましたよ」(同)

 この「あけっぴろげ」ぶりこそが、マッチの魅力だと同ライターは語る。

「それでいて、ルックスがとても整っていて、ダンディなオーラを醸しながらも、時折少年のような笑顔を見せる。このギャップは男性から見てもかっこいいし、若い女性が惹かれてしまうのも、とてもよくわかります。子どもの話も大好きで、長男の学校でのエピソードなんかも、嬉々として話してくれますし」

 ともあれ、そんな近藤が炎上騒動を引き起こしているのは、まぎれもない事実だろう。

ファンやごく一部のメディア関係者からのエールだけで、果たしてこの事態を乗り切ることはできるのだろうか。