出場していたら批判の対象になっていただだろうし、ある意味、平和な結果かも

 大みそか放送の『第72回NHK紅白歌合戦』の出場者が発表され、ジャニーズ事務所からは、5組が出場することがわかった。昨年の7組から2組減となったが、「交渉段階では、なにわ男子の名前も入っていて、当初、ジャニーズサイドは6組の出場を希望していた」(レコード会社)といい、相変わらずジャニーズ勢は幅を利かせているようだ。

 今年は、関ジャニ∞、King&Prince、SixTONESの3組が昨年に引き続き出場を決めたほか、昨年出場予定だったSnow Manと、3月にデビュー15周年を迎えたKAT-TUNが初出場を果たす。

「KAT-TUNはアニバーサリーイヤーであることに加えて、亀梨和也が9~10月に放送されたドラマ『正義の天秤』でNHK連ドラ初主演するなど、『紅白』出場の“道筋”はできていたといえますが、なによりの決定打となったのは、ジャニーズサイドの“ゴリ押し”でしょう。そもそも、当初NHKがジャニーズ枠として用意していたのは4枠だったものの、ジャニーズ側はなにわ男子とKAT-TUNを追加でなんとかねじ込もうとしていたようです」(同)

 しかし、11月12日にCDデビューしたばかりのなにわ男子は、“出場基準”を満たしていなかったのだとか。

「厳密にルール化はされていませんが、出場資格には『その年の10月までにセールス実績があるアーティスト』という項目があり、11月デビューのなにわは基準に達していない。しかし、昨年は6月のプレデビューを経て、12月にCDデビューを果たした9人組ガールズグループ・NiziUが初出場した前例もあり、正式発表の直前まで、なにわ男子もジャニーズからプッシュされていたようです」(スポーツ紙記者)

 最終的になにわ男子は出場を逃したが、それでもジャニーズサイドは当初用意されていた4枠を超える5枠を確保している。

「その裏では、男性11人組アイドルグループ・JO1や4人組バンド・マカロニえんぴつなど、当落ギリギリのところにいたアーティストたちが苦汁をなめる結果となってしまいました。

例年、白組の出場者枠争いが激化しているのは、間違いなくジャニーズ事務所の存在が大きいといえるでしょう」(前出・関係者)

 すでになにわ男子は、来年の『紅白』に「出場確実」といわれている状況だとか。各関係者が“ジャニーズ枠”をめぐって気を揉む状況は、今後も続いていきそうだ。