ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2月初旬、ロシアに派兵されていた北朝鮮兵の一部が帰国し、軍事教官として活動しているとの見解を明らかにした。GURによると、ロシア西部クルスク州に展開していた北朝鮮兵は定期的に交代しており、これまでに約3000人が北朝鮮に戻ったという。
GURは声明で、北朝鮮兵の配置状況について、「2026年1月時点で、北朝鮮軍の部隊がロシアのクルスク州に展開し、そこからウクライナ国境地域に対する攻撃を行っている」と指摘した。クルスク州はウクライナと国境を接するロシア領で、戦争開始以降、越境砲撃や無人機攻撃が相次いできた地域である。
また、北朝鮮兵の任務内容については、「ロシア軍の指揮下で、通常砲や多連装ロケット砲の射撃、航空偵察や砲兵偵察、ロケット攻撃の調整といった任務に従事している」と説明している。単なる後方支援ではなく、砲兵戦や偵察を含む実戦的な役割を担っている可能性が示唆されている。
GURはさらに、北朝鮮が派兵を通じて得ようとしている目的にも言及した。声明では、「無人技術の習得と現代戦の経験を得ることが、北朝鮮軍がロシア・ウクライナ戦争に関与する際の主要な特徴であり、重要な目的の一つだ」としている。ドローンを含む無人機運用や、ロシア・ウクライナ戦争で発達した戦術を実地で学ぶ狙いがあるとの見方である。
今回の発表で特に注目されるのが、派遣兵の交代と帰国をめぐる指摘である。GURは、「モスクワと平壌の合意に基づき、クルスク州に展開する兵士は定期的に交代している。ウクライナ戦争への関与開始以降、約3000人の北朝鮮兵が帰国した」と明らかにした。
さらに帰国後の役割について、「帰国した兵士の大多数は、習得した21世紀型の戦闘技能を北朝鮮軍全体に伝えるため、軍事教官になっている」と指摘した。実戦経験を持つ兵士を教育要員として活用し、軍全体の能力向上を図っている可能性があるという。
この発表を受け、日本を含む各国メディアは、北朝鮮がロシア派兵を通じて組織的に戦闘経験を吸収している可能性に注目している。一方で、ロシア政府や北朝鮮当局はいずれも、兵員派遣や帰国、教官化について公式な認否を行っていない。
専門家の間では、GURの発表は、ロシアと北朝鮮の軍事協力が武器供与にとどまらず、人的交流と実戦ノウハウの移転にまで及んでいる可能性を示すものとの見方が出ている。ただし、これらはウクライナ側の情報に基づく発表であり、第三者による独立した検証は行われていない。
ロシア・ウクライナ戦争で得られた戦闘経験が、今後の北朝鮮軍の訓練や戦力整備にどのような影響を与えるのか。朝鮮半島情勢や国際安全保障を考えるうえでも、今後の動向が注目される。








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