これから株を始める株初心者や投資予算が少ない人には、少額で買える優待株がおすすめだ。しかも少額で買える株主優待には、「株主優待+配当」利回りが高い銘柄がたくさんある!そこで今月21日発売のダイヤモンド・ザイ1月号では、優待名人の桐谷さんら株主優待投資家の皆さん、ザイ編集部の声をもとに作成した「株主優待最低購入額ベスト15」を紹介。
15位でも6万円台、ジャンルも千差万別
投資資金が少ない人や、これから優待株デビューする人におすすめなのが、少額で買える株主優待株だ。下記の表は株主優待をもらえるのに最低いくら必要かを計算し、安い順にランキングしたもの。12月~4月に権利確定する人気株主優待株に限定しても、15位まですべて6万円台で購入できる。
15位までには、ファッション、QUOカード、レジャー、食事券とさまざまな株主優待がランクイン。上手に活用すれば、低予算でもいろいろな種類の株主優待が楽しめるはずだ。
また、少額で買える株主優待株には、「株主優待+配当」利回りが高い銘柄も多い。今回も15銘柄中9銘柄は「株主優待+配当」利回りが5%超となっている。
株主優待+配当利回り 最低購入額 権利確定月 最新の株価 1位 山喜(3598) 11.84% 2万1100円 3月,9月 【株主優待内容】買物券/100株:1000円、200株:2500円など【ブロガーコメント】優待利回りも高く、ネットやお台場のアウトレットでも使えます。 2位 ビーアールHD(1726) 5.83% 2万4000円 3月,9月 【株主優待内容】オリジナルQUOカード/100株:500円相当、1000株:2000円相当など 【ブロガーコメント】少額の金券優待として注目。分割で優待利回りが大幅アップ。 3位 コックス(9876) 7.55% 2万6500円 2月 【株主優待内容】株主優待券/100株:2000円分、500株:4000円分など 【ブロガーコメント】家族で保有。
※長期優遇あり 【桐谷さんコメント】3%近い配当も出るし、長期保有で利回りがアップします。 7位 エムアップ(3661) 5.46% 5万8600円 3月,9月 【株主優待内容】100株:オリジナルQUOカード500円分 【ブロガーコメント】新設優待です。 QUOカードは非売品でファンには超オススメ。
8位 アイ・ケイ・ケイ(2198) 4.51% 5万9800円 4月 【株主優待内容】(1)特選菓子(2)レストラン優待券/100株:(1)1500円相当(2)3枚など 【ブロガーコメント】引き出物にも使われる特選菓子はオシャレで最高においしいです。 9位 ひらまつ(2764) ―% 6万200円 3月,9月 【株主優待内容】100株:(1)レストラン、ホテル10%割引(2)婚礼飲食割引(3)有償フェア招待(4)通販割引など 【ブロガーコメント】10%の割引カードながら、単価が高いので威力を発揮します。
10位 クロスプラス(3320) 4.95% 6万600円 1月 【株主優待内容】(1)自社商品(2)クーポン券/100株:(1)3000円相当または(2)3000円分など
【ブロガーコメント】ネットショップで利用すると少額購入でも送料が無料です。 11位 レオパレス21(8848) ―% 6万2500円 3月,9月 【株主優待内容】(1)リゾートホテル宿泊券(2)国内ホテル50%割引/100株:(1)2枚(2)2枚など ※長期優遇あり 【ブロガーコメント】グアムの施設は街中ではないが、豪華でゆったり過ごすと快適。 12位 ダイユー・リックHD(3546) 3.49% 6万5900円 2月 【株主優待内容】JCBギフト券/100株:1000円分、500株:3000円分 【ブロガーコメント】JCBギフト券はスーパーやドン・キホーテで使えて便利。
【ブロガーコメント】バースデークーポンを併用してケーキとカクテルをもらいました。 人気のQUOカードも2万円台でもらえる
食事券ならアトムが他より断然お得
1位は「株主優待+配当」利回りランキングでも6位に入った山喜。なんと約2万円で年間2000円分の買物券がもらえる。
2位は8月に株主優待内容の拡充を発表したビーアールホールディングス。もともと少額で買えたが、9月末に1対2の株式分割を実施後も100株での株主優待を継続。人気のQUOカード優待が2万円台で手が届くようになった。分割により、100株保有でもらえる額面は半額になったものの、権利確定月が年1回から年2回になり、利回りは2倍にアップした。
金券と同様に人気が高い食事券では、アトムが14位にランクイン。優待内容はコロワイドグループで使えるポイントだが、コロワイドは優待獲得には90万円以上必要で株主優待利回りもアトムのほうが上回る。
銘柄を探すときは「最低単元株」の確認を
少額で買える株主優待株を複数保有することは、リスク分散の意味でもおすすめ。業績悪化による株主優待廃止や株価下落のダメージを最小限にすることができるからだ。
最後に、少額の株主優待株を探すときは、必ず株主優待がもらえる最低単元を確認しよう。今回紹介したの15銘柄はすべて最低単元の100株から株主優待がもらえるが、単元株は100株でも株主優待は300株からという銘柄もあるからだ。
※関連記事はこちら!⇒「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!