LIXILビバの株主優待は、毎年3月末時点の株主が対象となり、内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数に応じて、自社が運営する『スーパービバホーム』『ビバホーム』『ヴィシーズ』『ハウスデコ』の各店舗で利用できる『株主優待割引券』を贈呈」というものだった。
しかし、この株主優待は2020年3月末の株主に贈呈される分を最後に廃止される。なお、2020年3月期の年間配当金は「50円」だったが、2021年3月期の配当予想は「無配」とされた。
これは、やはりホームセンターの展開を主軸とするアークランドサカモト(9842)が、LIXILビバにTOB(公開買い付け)を実施するため。成立すれば、LIXILビバはアークランドサカモトの子会社となって、上場廃止になる見通し。
廃止されるLIXILビバの株主優待制度の詳細 ■廃止されるLIXILビバの株主優待制度の詳細 基準日 保有株式数 株主優待内容 3月末 100株以上 株主優待割引券5枚 500株以上 株主優待割引券10枚 1000株以上 株主優待割引券20枚 LIXILビバの株主優待は、ホームセンターで利用できる10%割引券だったが、TOB(公開買い付け)の影響で廃止が決定された。LIXILビバとアークランドサカモト双方によるTOBの情報開示は6月9日の15時55分だったが、報道が先行した影響もあり、9日の相場でLIXILビバとアークランドサカモトの株価はともに上昇している(LIXILビバが前日比+3.23%、アークランドサカモトが前日比+15.12%)。なお、TOB価格は2600円だが、LIXILビバの9日の終値は2587円と、すでにTOB価格に近付いているため、買うタイミングには注意が必要だ。
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LIXILビバは、大手住宅設備会社LIXILグループ(5938)の子会社で、ホームセンターを展開する企業。本社はさいたま市。2020年5月11日に発表した2020年3月期の業績は、売上高が1885億600万円(前期比4.2%増)、営業利益が100億1000万円(前期比7.5%減)、経常利益が93億8900万円(前期比7.1%減)、当期純利益が65億9700万円(前期比64.2%減)。2021年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響が見通せないことから、公表していない。
■LIXILビバ業種コード市場権利確定月小売業3564東証1部3月末株価(終値)必要株数最低投資金額配当利回り2587円100株25万8700円ー※株価などのデータは2020年6月9日時点。※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

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