花王（4452）、32期連続の「増配」を発表し、年間 配当は32期で20倍に増加！ 2021年12月期は前期比 4円増の「1株あたり144円」、配当利回り1.82％に！

　花王が発表した2020年12月期の決算短信によると、2021年12月期の予想配当は中間配当（6月）が「72円」、期末配当（12月）が「72円」、合計の年間配当額は「1株あたり144円」となっている。

　花王の2020年12月期の配当は「1株あたり140円」だったので、前期比で「4円」の増配となる。今回の増配発表によって、花王の配当利回り（予想）は1.77％⇒1.82%にアップすることとなった。
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　花王は株主還元について、「安定的・継続的な配当 （配当性向40%目標）」を掲げている。花王の2021年12月期の業績予想は前期比で「増収・増益」となっていることから、堅調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。

　花王は1991年3月期以降、連続増配を継続しており、2021年12月期の配当予想「1株あたり144円」が予想通りに実施されれば、”32期連続増配”を達成することになる。ちなみに、2020年12月期に達成した連続増配期間「31期」という記録は上場企業の「連続増配ランキング」で1位にランクインする記録となっている。
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　また、花王の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の1990年3月期から2021年12月期までの32期の間で、花王の年間配当額は「1株あたり7.1円」から「1株あたり144円」まで、20.2倍に増加している。
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　参考として、花王の株価も確認しておこう。花王の株価は1990年3月の終値1168.8円から発表当日（2021年2月3日）の終値7877円まで、6.7倍に上昇している。

■花王（4452）の株価チャート／月足・30年

　花王の2021年2月3日時点の株価（終値）は7877円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※花王の配当利回り】
株価：7877円
年間配当額：中間72円＋期末72円＝144円
配当利回り：144円÷7877円×100＝1.82％

　花王の配当利回りは1.82％。2021年1月の東証1部の平均利回りは1.92％（配当実施企業のみ）なので、花王の配当利回りは「平均的」と言える。なお、花王は株主優待を実施していない。
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　花王は、一般消費者向けの化粧品や洗顔・全身洗浄剤、衣類用洗剤、おむつなどのほか、産業用の油脂製品や界面活性剤などの機能性材料製品を国内・海外で製造・販売する会社。2021年12月期（通期）の連結業績予想は、売上高3.5％増、営業利益0.8％増、税引前利益1.7％増、親会社の所有者に帰属する当期利益0.7％増と堅調（すべて前期比）。
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