モーニングスター、12期連続となる｢増配｣を発表し、 配当利回り3.24％に！ 配当額は12年で8.8倍に増加、 2021年3月期は前期比1円増の｢1株あたり16円｣に！

　モーニングスターは、2021年3月期の予想配当を、中間配当（9月・権利確定済み）が「7.5円」、期末配当（3月）が「8.5円」、合計の年間配当額は「1株あたり16円」とすると発表した。

　モーニングスターの2020年3月期の配当は「1株あたり15円」だったので、前期比で「1円」の増配となる。今回の増配発表によって、モーニングスターの配当利回り（予想）は3.24%となった。
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　モーニングスターは今回、配当予想とともに業績予想も発表しており、2021年3月期は前期比で「増収・増益」の業績予想となっている。モーニングスターは「連結業績を総合的に勘案した上で配当を実施すること」を基本方針としていることから、2021年3月期の業績予想を踏まえ、今回の「増配」を決定した形だ。なお、増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、モーニングスターの期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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　モーニングスターは2010年3月期以降、連続増配を継続しており、2021年3月期の配当予想「1株あたり16円」が予想通りに実施されれば、”12期連続増配”を達成することになる。
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　また、モーニングスターの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2009年3月期から2021年3月期までの12年間で、モーニングスターの年間配当額は「1株あたり1.8円」から「1株あたり16円」まで、8.8倍に増加している。
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　配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、モーニングスターの株価は2009年3月の終値96.6円から発表当日（2021年3月12日）の終値493円まで、5.1倍に上昇している。

■モーニングスター（4765）の株価チャート／月足・15年

　モーニングスターの2021年3月12日時点の株価（終値）は493円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※モーニングスターの配当利回り】
株価：493円
年間配当額：中間7.5円＋期末8.5円＝16円
配当利回り：16円÷493円×100＝3.24％

　モーニングスターの配当利回りは3.24％。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89％（配当実施企業のみ）なので、モーニングスターの配当利回りは「高め」と言える。
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　また、モーニングスターは100株以上の株式保有で、「暗号資産（仮想通貨）XRP」と「株式新聞ウェブ版の無料購読クーポン」がもらえる株主優待を実施している。

　モーニングスターの2021年3月12日時点の株価（終値）は493円、配当利回りは3.24％なので、「配当＋株主優待利回り」を計算すると以下のようになる（※2020年9月末の株主を対象とした中間の株主優待と、今回発表された期末の株主優待の両方を受け取ったとして計算。中間の株主優待の仮想通貨50XRPは、開示資料に記載されている2347円相当と仮定）。

【※モーニングスターの配当＋株主優待利回り（100株保有時）】
投資金額：100株×493円＝4万9300円
優待品：仮想通貨4847円＋株式新聞2万6400円＝3万1247円
株主優待利回り：3万1247円÷4万9300円×100＝63.38％
配当＋株主優待利回り：3.24％＋63.3％＝66.62％

【※モーニングスターの配当＋株主優待利回り（500株保有時）】
投資金額：500株×493円＝24万6500円
優待品：仮想通貨4847円＋株式新聞5万2800円＝5万7647円
株主優待利回り：5万7647円÷24万6500円×100＝23.38％
配当＋株主優待利回り：3.24％＋23.38％＝26.63％

　モーニングスターの「配当＋株主優待利回り」は100株保有時で66.62％と驚異的な高さになっているので、情報収集したい投資家なら保有を検討する価値はあるだろう。なお、「仮想通貨（暗号資産）XRP」を受け取るためには、SBI VCトレード株式会社に口座開設をする必要があることも覚えておこう。
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　モーニングスターは、投資信託を中心とした国内外の金融情報の提供を行っている会社。投資商品の評価・分析レポートの提供、個人投資家向けの資産運用セミナーの主催なども手掛けている。