就職率が過去最高レベルに達している就活市場。「売り手市場」の中、各企業はどの大学から採用をしているのか。
エリアなど三者三様
外食業界の中で特に好調なのはファストフードで、コロナ禍でもテイクアウト需要が強みとなり、売り上げを維持できた。例えば、ファストフード大手の日本マクドナルドホールディングスは、2024年12月期の売上高4054億円(前期比6.1%増)、営業利益480億円(同17.5%増)と成長し続けている。
23年の主要外食3社の採用大学ランキングでは、日本マクドナルドは1位が日本大学、2位が関西学院大学で、関東・関西に店舗が多いため、採用大学も関東・関西の私立大学に集中していた。
すかいらーくは1位が日本大学、2位が専修大学で関東の私立大学に集中しているのが特徴的だった。サイゼリヤは東京外国語大学、富山大学、東北学院大学、埼玉工業大学などエリアを問わず、幅広く採用していた。
24年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。
3社とも日東駒専が上位にランクイン
日本マクドナルドの24年のランキングでは、1位が日本大学、2位が青山学院大学だった。前年と同様に、関東の私立大学が上位にランクインしている。
すかいらーくは、1位が帝京大学、2位が東海大学。サイゼリヤは、1位は大東文化大学と日本大学が並んだ。
ランキング上位10位を見ると、主要外食3社ともにランクインしたのが、関東私大グループ「日東駒専」のうち日本大学、駒澤大学、専修大学の3校と、神奈川大学だった。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。