就職率が過去最高レベルに達している就活市場。「売り手市場」の中、各企業はどの大学から採用をしているのか。
24年のトップはどうなった?
日本の鉄道業界は、鉄道事業の成長余地が限られる中、各社は不動産開発など非鉄道分野に注力するが、土地を巡る競争は激化している。
成長のかぎはデジタル分野にある。JR東日本のSuicaなど交通系ICカードが新たな可能性を見せる一方で、QRコード決済などとの競争が課題となっており、今後の展開が注目される。
2023年のJR東日本・JR東海・JR西日本の鉄道3社の採用大学ランキングでは、1位はJR東日本が日本大学、JR東海が名城大学、JR西日本が京都大学だった。
24年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。
2社で日大がトップ地域性が色濃く反映
JR各社においては、主力事業である鉄道運行の営業エリアがあらかじめ決まっているため、採用活動にも地域性が色濃く反映されやすい傾向がある。
24年の採用ランキングでは、JR東日本の1位は日本大学、2位は早稲田大学、3位は中央大学だった。昨年に引き続き、日本大学の採用数が際立って多く、強さを見せている。関東および東北地方の大学が上位を占めていた。
JR東海においても、1位は日本大学、2位は早稲田大学となっており、この2校はJR東日本と同様にトップ2を占めた。
JR西日本では、1位が近畿大学、2位が関西大学、3位が関西学院大学であった。関西圏の大学が上位に集中しており、いわゆる「関関同立」と呼ばれる有名私立大学が上位に入っている。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。