就職率が過去最高レベルに達している就活市場。「売り手市場」の中、各企業はどの大学から採用をしているのか。

業界別・企業別に2024年「採用大学」ランキングを作成した。今回はセブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社のランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)



2023年は2社で東洋大がトップ
24年はどうなった?



 コンビニエンスストア業界は、人手不足、消費者ニーズの多様化に直面している。店舗数は全体的に横ばい傾向だが、既存店売上高は中食需要の拡大などに支えられて堅調である。



 一方で、深夜営業の見直しや人件費上昇への対応が課題となっている。そこで近年は、キャッシュレス決済やセルフレジ導入を進め、省人化や効率化を図っている。コンビニは、宅配や店舗受け取りサービスの拡充で生活インフラとしての役割を強めており、今後はDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進と地域密着型サービスの強化が成長の鍵となりそうだ。



 2023年のコンビニ3社の「採用大学」ランキングでは、セブン‐イレブン・ジャパンとファミリーマートの1位が東洋大学、ローソンは日本大学だった。



 24年のランキングでは、こうした傾向に変化があったのだろうか。



コンビニ大手3社「採用大学」ランキング2024!2社でトップに立った大学は?
図表:セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソン「採用大学」ランキング2024


【ランキング表の見方】
医科・歯科の単科大等を除く全国757大学に2024年春の就職状況を調査。561大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある(調査/大学通信)



日本大学がセブンとファミマで1位
ローソンは立命館大学



 セブン‐イレブン・ジャパンのランキングでは、1位が日本大学、2位が近畿大学、3位が東洋大学だった。



 日本大学、近畿大学といったいわゆるマンモス私立大学からの採用が多い点が特徴的だ。学生数が多く、首都圏・関西圏に強いネットワークを持つ大学であるため、セブン‐イレブンの店舗網や企業規模に見合った人材供給源となっていると考えられる。



 ファミリーマートでは、1位が日本大学、2位が東洋大学、3位が立命館大学だった。いわゆる日東駒専が上位を占めており、学生数の多い首都圏の私大から安定的に人材を確保している。



 ローソンでは、1位が立命館大学、2位は中央大学と明治大学が並んだ。特徴的なのは、立命館大学がトップに立っている点だ。大阪発祥のローソンの企業文化と、関西の大学の出身者との親和性の高さを示していると考えられる。MARCHからの採用も比較的多い。



*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

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