今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを基に、「年収が高い会社ランキング2025【東京】」をお届けする。対象期間は2024年4月期~25年3月期としている。
以下、「年収が高い会社ランキング2025【東京】」を見ていこう。本記事の対象は、単体の従業員数が100人以上の企業としている。また、持ち株会社(ホールディングス、本記事の表では「HD」と表記)は、少数の従業員で構成され、そのグループ企業の一般的な年収よりも高いケースが多いことをあらかじめお断りしておく。
トップ5には総合商社と
大手不動産会社の名が並ぶ
1位はM&Aキャピタルパートナーズで、平均年収は2277.6万円だった。2位よりも200万円以上高い高額年収だが、前年の平均年収(2478万円)からはダウンしている。
同社は中堅・中小企業をメインターゲットとしたM&A(企業、事業の合併・買収)の仲介、アドバイザリーやデータベース提供などを行う企業である。従業員は244人、平均年齢は32.2歳。東京だけでなく、全都道府県を対象とする『年収が高い会社ランキング2025』でも1位となっている。
2位は不動産デベロッパーのヒューリックで、平均年収は2035.7万円。前年の3位からランクアップした。前年の平均年収は1908万円だったので、1年で100万円以上上がったことになる。ヒューリックは、東京23区、特に駅近・都心の好立地オフィスや商業ビルを主戦場とする会社で、ビルを建てるだけでなく、長く貸して稼ぐ不動産賃貸事業を行っている。
3位は大手総合商社の三菱商事で、平均年収は2033.4万円。平均年収2000万円以上となったのは以上3社だった。
4位も大手総合商社で、三井物産(平均年収1996.4万円)。ランキング完全版に登場するが、実は6位と7位も、5大商社からランクインしている。
5位は三井不動産(平均年収1756.2万円)。日本橋、豊洲などエリア全体を一体で開発することを得意とする企業だ。都心部では東京ミッドタウン(赤坂、日比谷、八重洲)、東京近郊ではららぽーとなどを展開している。
ランキングの完全版では、6位以下の全1000社を掲載している。年収400万円未満だった63社の傾向も紹介しているので、ぜひチェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド・ライフ編集部)

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