自分なりのやり方を見つけて数千万円の年収や億の資産を築いた人がいる。今回は、10月21日発売のダイヤモンド・ザイ12月号の「1億円で安心老後&不動産・株・投信で最高20億の6人のワザ」の大特集の中から、元スッチーで今や専業主婦をやりながら、年収を3000万円にまで増やしたコインパーキング投資法を大公開!

法律改正に目を付け今や年収3000万円、
最初は子育てしながら月80万円の賃料収入!

 元キャビンアテンダント(CA)の上原ちづるさんは、結婚退職後、夫が独立して不安定な収入が続いたことから不動産投資を決意。

小さな子どもを3人も抱えながらも、現在はコインパーキングと賃貸物件で年収約3000万円を稼ぎ出す、“元スッチー大家”だ。

「2006年に『やろう!』と決めたときは土地を買う資金もなかったので、借地でできる事業を探していました。ちょうどその頃、道路交通法の改正で駐車違反の取り締まりが厳しくなり、駐車場の需要が高まると聞いて、コインパーキングを始めることにしたんです」

 すると、これが大当たり。コインパーキングの業者に借地を一括借り上げしてもらって事業を委託するだけで、借地代を月30万円払っても月80万円近くの利益を手に入れることができたのだ。

 ところが、その後コインパーキング業者が委託料を下げ始め、1年半で利益が半減。そこで、上原さんは自主運営に切り替えることにした。

「自主運営といっても、最初は機器をリースしましたが、約300万円で購入すれば、機械からお金を集金するだけ。機器の保守管理も駐車料金の集金も業者に委託できます。代金回収漏れも月あたり売上げの1%程度なので、割り切って諦めます。一括借り上げと比べても手間は変わりません。アパートや一戸建てなどの不動産投資と比べて初期投資額や管理の手間が少ない、空室の心配も要らない、おまけに自動販売機を置けば小銭までプラスで稼げます」

 もちろん、駐車需要のある土地を探すことが大切だが、コインパーキングは、30%の稼働率で月極駐車場の2倍の売上げが見込める。実際に、1つめの借地のコインパーキングは自主管理に切り替えた後も、借地料年360万円に対して、実質収入が年780万円となっている。

 自主管理で収入はほぼ当初のレベルまで回復し、安定収入を続けた結果、4年で頭金を貯め、2棟一括のアパートを7000万円で購入。さらにアパート1棟、戸建てを年に1軒の割合で3軒まで増やした。

「事業が順調に回り始めると、以前はお金を貸し渋っていた銀行が、借りて欲しいとお願いにきたんです。不動産が、ただの主婦だった私の信用を上げてくれた。不動産投資がどんどん楽しくなりました」

 上原さんは、CA仕込みの社交性とフットワークの軽さで人脈や知識を増やし、チャンスを広げている。

 また、最初から法人を立ち上げて不動産投資を実行。

「法人にして厚生年金や健康保険に加入したほうが、夫婦で国民年金と国民健康保険に加入するよりトクです」

 今は原点に戻り、借地のコインパーキングに注力している。

「物件があふれ物件の利回りが下がったので、コインパーキングに主軸を戻そうと2つ土地を購入しましたが、土地も値上がりしてきました。それに比べ借地料は変わっていないので、借地のほうが有利かなと」

 順調に物件数を増やしてきた上原さんだが、土地を買う際は出口戦略を決めてから購入する慎重派だ。

「利益より持ち出しが多ければその投資は失敗です。そう考えると、今は借金を増やさないで、来たるべき土地の暴落に備えて手残り資金を増やしておいたほうがいいのかな、と思っています」

 ところで、10月21日発売のダイヤモンド・ザイ12月号には、今回紹介した元スッチーのコインパーキング投資のほか、「1億円で安心老後&不動産・株・投信で最高20億の6人のワザ」が載っている。株の短期売買にこだわって勝ち続ける個人投資家や30代サラリーマンが株で4000万円を作った秘密の投資法、インデックス型投信で資産を大きく増やした成功術などの具体的な事例が盛りだくさんとなっている。

また、もう1つの大特集の「年内に買え!反撃日本株8大ランキング」には、最高28年の連続増益年数ランキングのほか、最高5.23%の高配当利回りランキング、最高26年の連続増配ランキング、なんと50%超の高ROEランキング、外国人投資家の保有比率上昇ランキングなど、今が絶好の買い時のランキングが満載。このほかにも、「桐谷さんが急落以降に買いまくった優待株&今から狙う大バーゲン優待株」、「オススメ8銘柄付き!村上ファンドに学ぶ失敗しない株の儲け方」も掲載。ダイヤモンド・ザイ12月号も、ぜひ読んでみてほしい。

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