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◆なぜ、教育者は学習者が発達障害かもしれない、と感じるのか
18歳人口の減少、医療の多忙化など、医療者教育は新たな展開を迎えています。
社会においても、発達障害への関心が高まる中、これまでの方法が通じなくなったとき、つい、学習者が発達障害かもしれない、と感じるようです。
本書では、発達障害への理解を深めるとともに、よりよい支援を実現するための考え方、あり方をお伝えします。
教育者、医療従事者、職場の管理者必携の一冊です。
◆目次
1章 発達障害かもしれない学習者の支援とは
第1節 教育場面で“対応が難しい学習者”に出会ったとき
第2節 学習者と「ともに」困りごとを考える
2章 発達障害の知見をふまえ,困りごと・強みを考える
第1節 発達障害の基本的知識
第2節 教育者・組織が変わるための学習者支援
3章 組織・個人で支援するための枠組みとヒント
第1節 合理的配慮と教育的配慮
第2節 組織での支援
第3節 個別のかかわりでの支援
第4節 学習者を支援するための理論
第5節 ともに成長する学習者支援に向けて
4章 教育者の困りごと相談事例集
事例1 看護師に向いていないと感じる学生
事例2 教員からみて,発達障害と思われる学生
事例3 患者の気持ちに共感することが難しい(ASDかもしれない)学生
事例4 患者に合わせた看護が考えられない(ASDかもしれない)学生
事例5 勝手に仕事を進めてしまう病棟の(ADHDかもしれない)新人看護師
事例6 自己評価が高い(ASDかもしれない)新人看護師
事例7 合理的配慮を申請している発達障害のある学生の保護者から,学校でもっと支援をしてほしいと要求された
事例8 教員間で支援の考えにばらつきがある
事例9 実習施設から,発達障害の診断をもつ学生に大学の担当者をつけてほしいと要求された
◆編者プロフィール
川上ちひろ
名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了、博士(医学)。
保健師、看護師、養護教諭、臨床発達心理士。
専門領域は発達障害のある児者への性と関係性の教育、医療者教育(多職種連携医療教育、コミュニケーション教育など)。NPO 法人アスペ・エルデの会のディレクターとして、発達障害のある当事者、家族などの支援を行っている。
主な著書に『自閉スペクトラム症のある子への性と関係性の教育―具体的なケースから考える思春期の支援』(金子書房、2015)、『性の問題行動をもつ子どものためのワークブック―発達障害・知的障害のある児童・青年の理解と支援』(共著、明石書店、2015)、『発達障害のある女の子・女性への支援「自分らしく生きる」ための「からだ・こころ・関係性」のサポート』(共編著、金子書房、2019)など
◆書誌情報
書名:学生や新人が「発達障害かもしれない」と感じたら―それぞれの困りごとから考え、ともに成長する学習者支援
編集:川上ちひろ
刊行:2025年7月21日
判型・頁:B5・144ページ
定価:2,860円(本体2,600円+税)
ISBN:978-4-260-06207-7
書籍詳細とサンプルページは下記弊社公式ウェブサイトをご参照ください。
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/112180
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