日本人女性が創立した国内初の女子私学校として1875(明治8)年に開学した跡見学園は、2025年に創立150周年を迎えました。本シンポジウムでは、明治・大正・昭和の跡見女学校の歴史を振り返りながら、学園の歩みを「文化遺産」として地域にどう還元し、未来へ継承していくかを考えます。



旧柳町校舎跡(現・東京都文京区立柳町小学校)からは、当時の女学生の暮らしを物語る出土品が多数発掘されており、これらを活用して学園の姿を多角的に描き出します。

基調講演では、文化遺産の保存と活用に詳しい京都芸術大学の石神裕之教授が各地の事例を紹介します。報告では、創立当初の学園生活や教育の様子、現役学生による「旧伊勢屋質店」(本学園所有の文京区指定有名文化財)の資料を用いた研究や地域活動も紹介します。写真・資料・出土遺物などの展示も行い、解説員による説明も予定しています。

どなたでもご参加いただけます。歴史と文化を身近に感じながら、過去・現在・未来をつなぐひとときを、ぜひご一緒ください。

【開催案内】
■日時:2025年9月28日(日)13時~16時/12時30分開場
■場所:跡見学園女子大学 文京キャンパス2号館1階 ブロッサムホール
■アクセス:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩2分/東京メトロ有楽町線「護国寺駅」徒歩8分

■プログラム
【基調講演】「遺跡が語る地域の記憶」 京都芸術大学芸術学部教授 石神裕之氏
【報告①】
「明治期の跡見女学校」 跡見学園女子大学 観光コミュニティ学部准教授 小関孝子氏
「大正期の跡見女学校」 跡見学園女子大学 花蹊記念資料館学芸員 若林範子氏
【報告②】
「発掘された跡見女学校と明治の暮らし」 テイケイトレード株式会社 埋蔵文化財事業部 小野麻人氏
「柳町時代の跡見女学校の建物について」 同所属 渡辺恵未氏(2022年度卒業生)

【報告③】「<跡見「学芸員」in菊坂>が読み解く柳町周辺の様子」 跡見学園女子大学大学院人文科学研究科1年 黒木真悠氏

■参加費:無料
■定員:先着150名
■申込締切:9月21日(日)
■申込フォーム: https://forms.office.com/r/Nfr27vr2pH

■出土品特別展示を同時開催(事前予約不要)
9月24日(水)~30日(火)10時~16時 [最終入場15時30分]

後援:文京区教育委員会
協力:テイケイトレード株式会社、花蹊記念資料館

◆記念シンポジウムの問い合わせ
跡見学園女子大学 地域交流センター
電話:03-3941-7420/メール:d-chiiki@mmc.atomi.ac.jp


▼本件に関する問い合わせ先
学校法人跡見学園 広報室
TEL:03-3941-9160
FAX:03-3941-8162
メール:h-koho@atomi.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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