TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、TOYO TIREセルビア工場(セルビア共和国インジヤ市)敷地内にR&D施設棟を新設し、欧州の新R&Dセンターとして2027年1月より稼働しますのでお知らせいたします。ドイツに所在する現R&D機能を2026年中に「セルビアR&Dセンター」へ移管して欧州R&D機能をさらに充実させるとともに、次代の技術開発ステージにふさわしいR&Dグローバル三極体制へ日・米・欧各R&D機能のさらなる連携強化を図ります。


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(セルビアR&Dセンター イメージ図)

当社は2019年1月、米国に北米R&Dセンターを開設したのに続いて、同年11月、ドイツに欧州R&Dセンターを設け、中核となる日本のタイヤ技術センターとともにR&Dグローバル三極体制を確立しました。

モビリティに対しては、燃費や電費と呼ばれるエネルギー効率の向上、安全性意識の高まり、経済性や耐久性の担保などがニーズとして顕在化しています。タイヤづくりにおいては転がり抵抗の低減、ウェット/スノー性能の向上、軽量化や耐摩耗性能など、相反する性能を同時に両立していく必要があります。

これらの課題を解決していくために、日・米・欧の各R&Dセンターが個別に有する機能の連携を高めるとともに、中期経営計画「中計’21」において、①複数の要求性能を高次元で満足する「高機能設計力」、②差別化された特長・魅力を持つ商品をタイムリーに具現化していく「顧客志向商品力」、③次の社会を見据え技術の高度化を図る「次世代技術開発力」の3分野を重要な差別化技術として掲げ、その研鑽を重点的に進めてきました。

当社は今後、前述の高機能設計から顧客志向商品の具現化のさらなる強化、すなわち「技術の高度化と社会実装」をより推し進めることを命題として、技術開発のステージアップに取り組んでいく方針です。
鍵の一つを握る「加工技術」の強化を欧州R&D機能における発展的な技術テーマに位置づけています。新設するセルビアR&Dセンターでは新配合・新素材の開発および混合技術の高度化により、製品性能はもとより生産性のさらなる向上を図ります。また、工場敷地内に敷設しているテストコースを活用することで実車試験を即座に実施でき、開発サイクルの短縮と新商品開発の迅速化を実現していきます。


研鑽した技術を当社のモノづくり現場へ展開してTOYO TIRESブランドの製品価値向上を実現していくとともに、グローバル市場での競争力強化につなげてまいります。


■拠点概要

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以 上


本件に関するお問合わせ先
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
 〒664-0847 兵庫県伊丹市藤ノ木2-2-13
  TEL: 072-789-9110
  FAX: 072-773-3272
  URL:https://www.toyotires.co.jp/
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